「 大新聞の『悪知恵』 」
『GQ』 2001年4月号 COLUMN POLITICS このところ連日、新聞には森喜朗首相への批判が満ち、日本経済への不安が満ちている。3月13日の『朝日新聞』の「天声人語」には、森首相に関して「およそ首相としてふさわしくなかった」「致命的な欠陥」などの記述が目につく。 森首相に関しては、私もこの天声人語子と同じ感想をもつ。 しかし、と思う。『朝日新聞』自身にも、天声人語子が書いた…
「 『安部英センセイ』無罪とは笑止千万 」
『週刊新潮』 2001年4月12日号 その瞬間、東京地裁104号法廷には、うめきとも驚きともいえない叫び声が上がった。永井敏雄裁判長が、薬害エイズ事件で業務上過失致死に問われている安部英被告に無罪を言い渡した瞬間である。足かけ5年にわたる傍聴のどんな時にも聞いたことのないこの驚きの声は、その日の傍聴者の多くが共有する思いでもあったと私は感じている。 判決文及びその理由を聞いた被害者の母親、水…
「 人間の視点を欠いた薬害エイズ安部氏無罪判決は誤りである 」
『週刊ダイヤモンド』 2001年4月7日号 オピニオン縦横無尽 第391回 3月28日、東京地裁104号室、永井敏雄裁判長が判決を言い渡した途端、傍聴席から「オゥーッ」という驚きの声ともうめき声とも判じがたい声が上がった。薬害エイズ事件で臨床医としての責任を問われた安部英氏に「無罪」判決が言い渡された瞬間だ。それにしても、1997年の初公判以来、足かけ5年にわたって安部公判を傍聴し、取材してき…
薬害エイズ事件で刑事罰に問われていた
2001年3月28日、薬害エイズ事件で刑事罰に問われていた安部英被告人に、東京地裁は、「無罪」の判決を言い渡しました。 判決言い渡しの瞬間、法廷の傍聴席から、これまでに聞いたこともないようなうめきとも驚きともいえる叫び声があがりました。それほど、予想を超えた信じがたい判決でした。1997年から始まったこの裁判を足かけ5年にわたって傍聴してきた私にとっても、まさかの判決でした。 判決の理由を…
「 『黙秘権』『供述拒否権』の誤解から『サラリーマン検事』の台頭まで日本の検察制度は時代の壁にぶつかり停滞してきている 」
『SAPIO』 2001年4月11日号 司法改革が日本を変える 第11回 検察官の付けているバッジのデザインは「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)」と呼ばれ、秋に降りる霜と夏の強い日差しが厳しい刑罰を意味する。この霜と日差しの組み合わされたバッジは、まさに検察官の理想の姿とされているのだ。国民がいま期待する検察官のあり方とはどのようなものなのか、日本の検察官の現状を探る。 福岡地方検察庁の山…













