「 都会で生息する鴬・雀・桜が告げる今年の早い春の訪れ 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年3月30日号 オピニオン縦横無尽 439回 18日の月曜日、ベランダで早朝の水やりをしていると聞こえてきた。 ホーホケキョ ホーホケキョ なんという美声だろう。肌に心地よい早朝の冷たい微風のなかで、如雨露(じょうろ)を手に、しばし佇んで聞き惚れた。以来、鴬は毎朝のように訪れてきて美声を聞かせてくれる。 ささやかな都会の庭を訪ねてくる鳥たちのなかで、最も愛ら…
「 実りなき譲歩をやめる時 」
『週刊新潮』 2002年3月28日号 日本ルネッサンス 第12回 3月12日に東京地裁で開かれた、よど号犯人の妻、赤木恵美子被告の公判で、同じくよど号犯人の元妻の八尾恵氏が、日本人拉致工作にかかわっていたことを証言した。有本恵子さんが19年前に語学留学先のロンドンから姿を消したのは自分の拉致工作の結果だというのだ。 八尾氏はまた、拉致はよど号のリーダー故・田宮高麿の指示によること、拉致には北…
「 『10人の拉致くらいで日朝交渉に影響あれば困る』という官僚 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年3月23日号 オピニオン縦横無尽 438回 3月12日のテレビ朝日の報道番組を見て、不思議に思ったことがあった。 画面には、「すみませんでした。私が誘拐しました。今まで黙っていてすみませんでした」と詫びる八尾恵氏の姿があった。 氏はよど号ハイジャック犯の元妻で、田宮高麿(故人)の指示により1987年に2人の子どもを置いて帰国した。彼女は83年にロンドンで、当時…
「 私益に走る官僚に国家はありや 」
『週刊新潮』 2002年3月21日号 日本ルネッサンス 第11回 「ここ数年の外務省は異常でした。非常に憂うべき状況が次から次へと生まれ、このままでは日本はロシア政策を完全に踏み外し、将来に禍根を残すと考えたのです」 こう語るのは、杏林大学教授の田久保忠衛氏である。田久保氏ら外交問題専門家10名が、「対露政策を考える会」を結成し、「対露政策に関する緊急アピール」を出したのは昨年6月だった。1…
「 鈴木宗男氏の国民への“本当”の罪は北方領土問題でのロシアへの譲歩 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年3月16日号 オピニオン縦横無尽 437回 川口順子外務大臣の指示で行なった鈴木宗男氏と外務省の癒着の実態調査結果が3月4日に発表された。 注意してよく読むと、非常に多くのことが見えてくる。たとえば、鈴木氏が「1997年9月に北海道・沖縄開発庁長官に就任したが」「同年末から、同議員が北方四島住民支援への関与の度合いを深めていった」というくだりである。 北方四…













