「 韓国の狂乱、深まる米韓の亀裂 」
『週刊新潮』 '06年2月9日号 日本ルネッサンス 第201回 韓国の盧武鉉政権が異常である。同政権に対する韓国内外での軋轢も高まっており、非常事態に備えるよう、韓国国軍に呼びかける声さえ出始めた。盧大統領の異常さは、自由と民主主義を基調とする韓国を否定し、国民への弾圧によってしか存在し得ない北の金正日独裁体制の側に立とうとすることから生ずる。 米国国家情報長官、ネグロポンテ氏は昨年…
「 なにか間違ってはいないか? 『待機児童ゼロ作戦』で急速に進む子育ての外注化 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年2月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 627 子どもたちの教育問題の終着点は、結局親の問題だと気づいた人びとが今取り組んでいるのが、「親学」である。現在、6つの府県が親教育の実施を考慮中であることは先週お伝えした。 日本に紹介された海外の親学や子育てのテキストを読むと、じつに具体的に問題の解決法が書かれてはいるものの、よくよく考えれ…
「 今年こそ拉致を解決せよ 」
『週刊新潮』 '06年2月2日号 日本ルネッサンス 第200回 大切な娘を拉致されてすでに29年、今年めぐみさんは42歳になる。母親の横田早紀江さんはこれまでずっと「今年こそ、めぐみと拉致された全員を取り戻す」と言い続けてきた。今年も同じ発言を重ねた。 だが、今年はこうも言う。 「政府の態度が変わってきたと感じます。これまでのように何となくフワーッとしていて頼りないのではなく、力強さ…
「 教育問題の根源は親にあり “親業教育”に多くを示唆する会津藩『日新館』の優れた教え 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年1月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 626 日本の教育でいちばんの問題が、じつは親たちにあるということは、教育の実情を取材してみると意外に容易に見えてくる。むろん、子どもたちの非行や不登校、学力低下の責任が親だけにあるわけではない。しかし、少なくとも、親が主要原因の一つであることは確かだろう。 米国では早くも1960年代か…
「 名護市長選挙は国防で問え 」
『週刊新潮』 '06年1月26日号 日本ルネッサンス 第199回 去る15日に名護市市長選挙が告示された。投票は22日である。争点は米軍普天間飛行場の新たな移転先とされる名護市内の辺野古崎に、米軍飛行場を作るか否かである。この問題は単に名護市の将来のみならず、日本全体の安全保障に大きな影響を及ぼす。一地方自治体の首長選挙でありながら、日本国の命運に関わる選挙と言ってよい。 立候補した三…













