「温室効果ガス問題に向けた洞爺湖サミットでの日本の使命」
『週刊ダイヤモンド』 2008年6月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 742 5月27日、千葉県幕張メッセで「世界の気候変動と二一世紀の国策」というシンポジウムが開かれた。 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授の松井孝典氏が座長を務めた同シンポジウムは、宇宙学、地球学、気候変動を専門とする研究者と、メディア、政治家の三グループを集めて行なわれた点で興味深かった。議…
「公務員制度改革に抗う過去官僚」
『週刊新潮』’08年6月5日号 日本ルネッサンス 第315回 社会保険庁や国土交通省道路局の事例を持ち出すまでもなく、日本の官僚の所業は異常である。国民の努力、勤勉、苦労を水泡に帰す税の使い方の出鱈目さと、彼らが立案する政策の、国益に反する実相はまさに許し難い。少数の例外を除いて、いまや、国家国民の利益よりも自己利益の確保に悪知恵を働かせる官僚の在り様を変えることなしには、日本の未来はない。そのた…
「カツオ、スルメイカ、桃豚…… 食料自給率を高める地産地消」
『週刊ダイヤモンド』 2008年5月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 741 中国の毒入り餃子事件で、輸入食品に頼る日本の脆弱性があらためて注目された。その際いちばん多かった国民の反応は、日本の食料自給率を上げなければならないというものだった。 日本の自給率はいまや39%。牛や豚、鶏などの飼料の自給率に至ってはわずかに10%だ。日本は儚いほどに脆弱な国になってしまっている…
「“都市鉱山”で日本は資源大国だ」
『週刊新潮』’08年5月29日号 日本ルネッサンス 第314回 中国四川省大地震の影響が日本経済に及びつつある。元々はチベット人の国だった今回の震源地帯は豊かな資源を埋蔵している。そこで産出される希少金属(レアメタル)や、被災地復旧に必要となる鉄鋼材の供給が逼迫し、価格をつり上げそうなのである。 急成長を遂げる中国は希少金属のみならず世界中の資源を暴食してきた。それもひとつの大きな要因となり、…
「中国四川省の大震災に祈る一刻も早い救援の実現」
『週刊ダイヤモンド』 2008年5月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 740 5月12日午後2時28分、中国四川省で起きた大地震の犠牲のなんとすさまじいことか。1995年の阪神淡路大震災の現場で見た悲劇が鮮明によみがえる。中国の犠牲者に、心から同情し、一刻も早く救援の手が届くよう祈るものだ。 発生から2日、人類がこれまでに体験した地震のなかでも、最大規模の四川大地震は、現時点…













