「狂乱続く韓国、李政権の危機」
『週刊新潮』’08年8月14・21日号 日本ルネッサンス・拡大版 第325回 韓国の李明博大統領が漂流中だ。金大中、盧武鉉両大統領の親北朝鮮左派路線を修正し、保守路線を採ると期待されていた李大統領だが、韓国内に根深く広く残る左派勢力の攻撃の前に、為す術もなく、立ち尽くしているかのようだ。ひたすら世論に押され、屈服し、迎合してはいるが、李大統領はその世論を誰が作っているのかを見極めることが出来な…
「みぞソバ、赤マンマとともに安らぎを与えてくれるわが家のメダカ」
『週刊ダイヤモンド』 2008年8月9・16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 751 わが家の小さな池に、12匹のメダカがやって来たのは、今年の4月下旬だった。 その約ひと月前に造った池は、現代風(いまどき)の呼び名でいえば、ビオトープである。深さはせいぜい20センチメートル、盥ほどのサイズだ。なだらかに足で固めた水辺にまず芹を植えた。茂ってくれば、摘んでお浸しにしよう。みぞソバ…
「短期集中連載・最終回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」
『週刊新潮』’08年8月7日号 日本ルネッサンス・拡大版 第324回 【短期集中連載・最終回】「迷走の果て」に目指すべきもの メディアの大批判と国民の大反発を受ける後期高齢者医療制度を、政府は部分的修正で乗り切ろうとする。片や、民主党のみならず、政府、与党内からも同制度を廃止し、元に戻すべきだとの主張が展開されている。 一体、日本は、どのような医療・介護制度を目指すべきなのか。舛添要一厚生労働…
「妻子を殺害された青年が絶望の中で闘い続けた軌跡」
『週刊ダイヤモンド』 2008年8月2日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 750 新潮社に入社して以来、25年間「週刊新潮」編集部に在籍した門脇護氏が、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)を上梓した。 ペンネーム、門田隆将で著した本書は、「週刊新潮」の筆頭デスクとして縦横無尽に走り続けてきた氏の力量を思わせる。 本書は、山口県光市の妻子殺害事件の被害者の家…
「短期集中連載・第5回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」
『週刊新潮』’08年7月31日号 日本ルネッサンス・拡大版 第323回 【短期集中連載・第5回】「高額機器」あって「高度医療」なし 「医療は文化そのもの」 こう語るのは、病床数18のいずみクリニック院長の横内正利氏である。 氏は東京大学病院第三内科勤務の後、大阪府の国立循環器病センター及び都内の浴風会病院勤務を経て、9年前に東京・羽村市のいずみクリニック院長に就任した。日々、多くの高齢者を診察…













