「民主党の〝高速道路無料化案〟は真剣な議論に値するのではないか」
『週刊ダイヤモンド』 2008年10月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 758 自民党に麻生太郎氏、民主党に小沢一郎氏。真っ正面から闘う構図のなかで、私はどうしても、民主党の高速道路無料化の公約に注目してしまう。 財源はどこにあるのだといって、自民党が、同案をまともに取り上げないとしたら、大きな損失につながりかねない。なぜなら、現行の高速道路会社のあり方、つまり、小泉純一郎首相の…
「政治は国民の心の糧になれるか」
『週刊新潮』’08年10月2日号 日本ルネッサンス 第331回 「人間に与えられたあらゆる才能の中で、雄弁の才ほど貴重なものはない」。確信をもってこう書き残したのは、英国のウインストン・チャーチルだった。当時23歳。彼はさらに書いている。 「雄弁を操る者は、偉大なる王の権力よりも、さらに永続性のある権力を振う。(中略)自己の党から見捨てられ、自分の友から裏切られ、自分の役職をはぎ取られても、こ…
「検査対象外だったメタミドホス 汚染米売却の裏に既得権益」
『週刊ダイヤモンド』 2008年9月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 757 大阪市の三笠フーズに端を発した汚染米転売事件は、その後、なお、広がりを見せている。食用には適さないコメを食用として不正転売していた業者は、 9月17日現在、三笠フーズをはじめ、名古屋市の浅井、愛知県小坂井町の太田産業、新潟県長岡市の島田化学工業の四社、汚染米の販売先は和菓子製造会社や病院、老人ホー…
「拉致、国民の憤りが解決の底力」
『週刊新潮』’08年9月25日号 日本ルネッサンス 第330回 去る9月15日、「拉致被害者家族会」「救う会」「拉致議連」の主催する緊急国民集会が、東京・永田町の星陵会館で開かれた。横田めぐみさんの拉致から32年目、増元るみ子さんも市川修一さんも、拉致されて30年がすぎた。 今年6月12日、北京で行われた日朝公式実務者協議で、北朝鮮が拉致問題の再調査と「よど号」乗っ取り犯5人の身柄引き渡し…
「もう一つの薬害エイズ感染 医療界、製薬業界と闘った母子」
『週刊ダイヤモンド』 2008年9月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 756 世の中に母親ほど強い存在はない。最初の取材から10年以上が過ぎた山本栄さんと語っているとそんな思いになる。67歳、身長140センチメートルの栄さんは、重い病気を抱える末っ子の義則さん(32歳)とともに、病魔だけでなく医療界や製薬業界とも闘ってきた。 義則さんは1986年、満九歳のとき、東京・築地…













