「 民主党は日本を担えるか 政権公約を早期に発表せよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年7月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 798 衆議院議員選挙の日程が8月30日に決まった。解散権は総理大臣一人の手にあり、その行使はどんな場面でも首相権限の強さを感じさせてきた。 だが、今はその力強さを感じさせる場面も盛り上がりもない。自民党政権の終焉と民主党政権の誕生の間近さが予定調和のように示されただけだ。 民主党政権誕生を前にして気…
「 ウイグル弾圧、国連で公平な調査を 」
『週刊新潮』 2009年7月23日号 日本ルネッサンス 第371回 中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで大規模暴動が発生して、1週間程が経った。胡錦涛国家主席は8日、サミット出席のために訪れていたイタリアから急遽帰国し、同日夜に中国共産党中央政治局常務委員会を緊急招集した。 中国の最高意思決定機関である常務委員会は、ウルムチの暴動は、海外の分離独立勢力が画策した犯罪だと決めつけた。画策に乗っ…
「 CO2と気温の関係に新説 気温上昇がCO2増加に先行する 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年7月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 797 麻生太郎首相は、2020年までに温室効果ガスの排出を05年比で15%削減すると決定した。省エネも、CO2削減も大いに結構だ。しかし、政府の政策は合理的なのか、国益にかない、国際社会への真の貢献につながるのか、疑問である。 右の目標達成には、約62兆円の投資が必要とされる。一方、05年…
特集 「 『集団自決に軍命はなかった』と口に出せない沖縄『言論封鎖社会』 」
『週刊新潮』 2009年7月16日号 日本ルネッサンス・拡大版 第370回 沖縄で生まれ育った上原正稔氏は、長年、沖縄戦を取材してきた。戦争という極限状況は、個々の人間の真の姿を、否応なく剥き出しにする。醜さとともに、至高の美しさも見せてくれる。その人間模様に魅せられて、上原氏は、ドキュメンタリー作家として戦争下の人間の行動を追ってきた。 沖縄戦の悲惨さが際立つ理由のひとつは…
「 自民党よ、負けるなら潔く負けよ 民主党と議論を戦わせて 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年7月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 796 自民党が内紛状態である。麻生太郎首相が党人事刷新の構えを見せれば、党長老も反麻生派も反対する。「麻生首相では選挙は闘えない」として、総選挙前の総裁交代を目指して、総裁選挙を行なえとの要求も広がっている。 自民党には、すばらしい人材も多いが、このような状況では人材がいたとしてもその力の生かしようがな…













