「 貧困と過激派の芽が混在し難航するエジプトの政権移譲 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年2月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 875 オバマ大統領がエジプトのカイロに元駐エジプト大使のウィズナー氏を特使として派遣したのは、ムバラク大統領に即時、もしくは早期に退陣するよう説得するためだったと見られていた。 だが帰国したウィズナー氏は五日、オバマ大統領に、ムバラク大統領による政権維持が今致命的に重要で、米国は即時辞任など求めるべき…
「 帰米日系人が辿った戦争の歴史 」
『週刊新潮』 2011年2月17日号 日本ルネッサンス 第448回 2月5日、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で「日系アメリカ人の戦時強制収容の記録」を見た。日系3世の伊奈さつきさんの家族史を軸に、帰米日系人が第二次世界大戦の前後、また大戦の最中、どのように扱われ、どのように生きたかを描いた約60分の実録映画である。 帰米とは、米国生まれで米国籍を持ち、教育などを日本で受け、再び米国に戻った日…
「 ネット革命による体制変革を民主主義社会への転換につなげたい 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年2月12日号 オピニオン縦横無尽 874 チュニジアから始まり、2月3日現在も、激しくエジプトを揺るがしているデモは、ツイッターやフェイスブックなどのインターネット革命によって可能になった。 中東における従来の体制変革が軍事クーデターや米軍との戦い、過激なイスラム原理主義勢力の台頭などに起因していたのとは対照的に、チュニジア政府を倒し、エジプトに広がった…
「 家族解体の民主党・男女共同参画 」
『週刊新潮』 2011年2月10日号 日本ルネッサンス 第447回 1月22日、自民党本部で第3次男女共同参画基本計画について考える政策勉強会があった。立ち見が出る盛況振りで、聴衆の圧倒的多数は20代、30代の男女だった。 なぜいま男女共同参画問題なのか。菅民主党内閣が昨年12月17日に閣議決定した「第3次男女共同参画基本計画」は2011年度から5年間、わが国の基本方針となるが、その内容が余…
「 異常な軍拡に統制の危うさ 中国の異質性は高まっている 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年2月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 873 中国の胡錦濤国家主席の訪米で米国メディアが展開した批判はすさまじく、それはオバマ大統領にも及んだ。 一例が「ワシントン・ポスト」紙である。オバマ大統領を「ノーベル平和賞受賞者を拘束する国家元首を公式に招待する最初の米大統領」と批判し、CNNテレビは1月19日の歓迎式典の中継で、「ノーベル平和賞を受…













