「 政府の無責任ぶりを浮き彫りにするケビン・メア氏の問題提起 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年9月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 901 「沖縄はごまかしの名人で怠惰」「日本人は和の文化をゆすりの手段に使う」などの発言をしたとされて米国務省日本部長の職を辞任したケビン・メア氏が反論を世に問うた。『決断できない日本』(文春新書)である。日本国の現状の異常さを知るためにも、日本人全員に読んでほしい本である。 メア氏は日本部長に就く前の…
「 一層激化する中国のウイグル弾圧 」
『週刊新潮』 2011年9月1日号 日本ルネッサンス 第474回 当局の発表で197人が、亡命ウイグル人組織、世界ウイグル会議の発表で1,000人から最大3,000人が殺害された新疆ウイグル自治区の暴動から2年余りが過ぎた。以来中国政府は6万台ともいわれる夥しい数の監視カメラを設置し、首都ウルムチ市内での人の動きをほぼ完璧にとらえる監視体制を整備した。 中国政府の狙いは、ウイグル人の非ウイ…
「 現状維持策では日本は衰退する 開かれた体制で自立心を養いたい 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年8月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 900回記念拡大版 7月30日の英「エコノミスト」が財政・経済問題を解決出来ない米国のオバマ大統領とドイツのメルケル首相の着物姿の風刺絵を載せ、「日本人になる(Turning Japanese)」と皮肉った。「西側社会における恐るべきリーダーシップの不在、しかし、どこかで見たような……」という副題には、日…
「 菅首相辞任でも残る民主の疑惑 」
『週刊新潮』 2011年8月25日号 日本ルネッサンス 第473回 「最小不幸社会の実現」を公約した菅直人首相がいよいよ退陣するらしい。最小と不幸という、後ろ向きの標語を二つ掲げた貧乏神のような首相は、それでも、福島第一原発の事故対応を含めて「やり遂げた気がする」(「産経新聞」8月13日)と自らを評価する。 日本大学法学部教授の岩井奉信氏は、辞任するというので多くの国民は安堵していると指摘し…
「 先人たちの祖国への想いを今こそ学び、伝えていきたい」
『週刊ダイヤモンド』 2011年8月13・20日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 899 もうすぐ8月15日、3・11の大災害に見舞われた今年はとりわけ多くの人が、日本と日本人のあり方について思いを巡らすのではないだろうか。 私は恩師の話をうかがった。新潟県立長岡高校で古文を教えておられた山本清先生だ。小千谷市の自宅で、大正末年生まれの85歳の師はかつてと同じく、端然とした…













