「 歴史認識問題で日米分断の危険性 」
『週刊新潮』 2012年9月6日号 日本ルネッサンス 第524回 8月27日、駐北京の日本大使の乗った車を2台の乗用車が連携して停車させ、中国人とみられる男が日の丸の旗を奪い気勢を上げて逃走した。中国版ツイッターの「微博」では犯人を「民族の英雄」とする書き込みが相つぎ、尖閣諸島に関する中国の主張が掲載され続けた。「琉球も中国の領土」という主張も展開され、「反日無罪」というべき過激なナショナリズ…
「 尖閣諸島を中国に奪われたとき日本はこれを奪還できるか 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年9月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 950 南シナ海に中国が初めて軍事侵攻をかけたのが1974年1月だった。南ベトナム(当時)が領有していた西沙諸島の西半分を奪うため、海と空から攻撃し、南ベトナム軍哨戒艦2隻を撃沈、多数の兵を殺傷した。泥沼化していたベトナム戦争で南ベトナムを支援していた米国にはもはや対中反撃能力はないと見越した上での攻撃だった。…
「 非礼『韓国』に抗する究極の策がある 」
『週刊新潮』 2012年8月30日号 日本ルネッサンス 第523回 竹島、尖閣諸島、北方領土。戦後最大の危機はなぜ一挙に起きたのか。答えは明らかである。自国の防衛を他国に依存し、自らは出来得る限り軍備を退けてきた戦後体制のツケが噴出し始めたのだ。 国際関係の基本は軍事力にあるという平易かつ明白な原理も、アジア・太平洋に高まる緊張も見ようとせず、特にこの10年日本のみ、ひたすら軍事力を削減し…
「 外交は戦いである 全力で国を守らなければならない 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年8月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 949 戦後最大の危機である。 北方領土、竹島、尖閣諸島から、日本の主権が切り崩されていきかねない。この最悪の状況は、自民党時代からの日本外交の失敗に基本的原因がある。とはいえ、国家観なき民主党政権誕生以来、特に際立ってきた。 外交は戦いである。背景には常に武力がある。どの国も自国の国益擁護に十分な…
「 官邸デモ、漠とした反体制の空気 」
『週刊新潮』 2012年8月16・23日号 日本ルネッサンス 第522回 永田町の首相官邸周辺で金曜日毎にデモが行われ始めて5ヵ月目に入った。当初数百人規模だった参加者は大飯原発の再稼働が決定された6月以降増え始め、6月29日には15万~18万人に上ったと主催者は発表、他方警視庁は1万7千人と発表した。 7月30日の「朝日新聞」社説はデモに関して、「1960年の安保闘争から半世紀。これほど…













