櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2015.06.04 (木)

「 せめぎ合う米中、日本の存在強化の好機 」

『週刊新潮』 2015年6月4日号 日本ルネッサンス 第657号 5月20日、米国防総省は最新鋭のP8対潜哨戒機で南シナ海上空を偵察した。翌日、世界に公開された映像には南沙諸島海域に展開する幾十隻もの中国艦船が映っていた。その数は私が想像していたよりもはるかに多く、中国が猛スピードで埋め立てとインフラ整備を進めていることを改めて痛感した。 中国は現在5つの島に侵略の手をかけている。ヒ…

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2015.05.30 (土)

「 憲法9条の下で無力な国にとどめたい理屈抜きの反日論説に惑わされるな 」

『週刊ダイヤモンド』 2015年5月30日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1085  安倍晋三首相が4月末に行った米国上下両院合同会議での演説がどのような反応を引き起こしているか、米国の対日政策を調べている中で、ブルームバーグのジェームス・ギブニー氏の記事に行き当たった。「あしき安倍外交の責任はジョージ・ケナンにあり」という見出しである。   ケナンは米国を代表する戦略家で…

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2015.05.28 (木)

「 オバマ大統領の無策で南沙に真の危機 」

『週刊新潮』 2015年5月28日号 日本ルネッサンス 第656号 米中関係はいま、大きな山場にさしかかっている。南シナ海を中国が目指す中華帝国の核心的利益の具体例とするのか、それとも、アメリカや日本が貢献する自由な海洋にとどめるのかのせめぎ合いが続いている。 5月初旬、アメリカ海軍の艦船などを中国が南シナ海に築いた人工島の12海里以内に航行させることを検討するよう指示した。オバマ大…

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2015.05.23 (土)

「 首脳会談前に領土問題で激突 印中関係に見る本当の外交の姿 」

『週刊ダイヤモンド』 2015年5月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1804  眼前で進行する世界の外交は、諸国が国益を懸けて激しく戦う実相を見せてくれる。ウクライナからクリミア半島を奪う際、核兵器使用の準備を整えていたとプーチン大統領は語った。   同発言は、「武器なき戦い」といわれる外交の背景には、常に軍事力が控えていることを、まるで外交の教科書のように見せてくれ…

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2015.05.21 (木)

「 左遷された片桐氏の至福の月日 」

『週刊新潮』 2015年5月21日号 日本ルネッサンス 第655号 「もう少し、あのとき頑張っていればよかったと、思うことがあるんです」 片桐幸雄氏は上梓したばかりの『左遷を楽しむ』(社会評論社)を前にこう語った。私は問うた。 「あのとき、精一杯やったじゃないですか。力を出しきって戦ったでしょう。もっと頑張ればよかったと言う理由は、何ですか」 片桐氏はここで言葉を濁した。…

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