「 日米で翻弄されながら生き抜いたイサム・ノグチの母の生涯 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年7月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1092 私の手元に『レオニー・ギルモア イサム・ノグチの母の生涯』(彩流社)という500ページを超える大部の書がある。著者はエドワード・マークス氏。1963(昭和38)年、ロサンゼルスで生まれた氏は、現在愛媛大学で英米言語文化論を教える准教授だ。 彫刻家、イサム・ノグチは、波乱の人生を生きた山…
「 中国がこの1年、東シナ海に猛烈攻勢 」
『週刊新潮』 2015年7月16日号 日本ルネッサンス 第663回 今年4月10日、『ニューヨーク・タイムズ』が1面トップで、南シナ海の南沙諸島でミスチーフ環礁を埋め立てる中国船の映像を報じた。5月20日には米国防総省が対潜哨戒機P8にCNN取材陣を同乗させて同海域上空を飛び、全世界に映像を公開した。中国の侵略行動に国際社会の抗議を促した瞬間である。情報の共有が世界の世論を動かしたことを示…
「 国際法は憲法に勝るが世界の常識 集団的自衛権は憲法違反の大間違い 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年7月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1091 日本大学教授の百地章氏が6月26日の「言論テレビ」の番組で集団的自衛権および平和安全法制について大事なことを指摘した。民主党以下複数の野党が、多くの憲法学者の考え方を根拠として一連の法案を廃案にせよと政府に迫っているが、そもそも、批判論を展開している人々は国際法と憲法の関係を理解していないとい…
「 百田氏発言、朝日に批判の資格はあるか 」
『週刊新潮』 2015年7月9日号 日本ルネッサンス 第662回 健全な民主主義社会であり続けようとするなら、報道及び言論の自由を守るのは当然だ。言論の自由こそ、国家の基本的価値として尊重されなければならないと、私は信じている。 そのうえで、自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」(文芸懇)に講師として招かれた百田尚樹氏の発言に対する批判と自民党の対応には疑問を抱く。メディアは百田…
「 攻める中国、受け身の米国 世界の力関係転換の瀬戸際 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年7月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1090 6月23、24日の両日、これからの世界のパワーバランスを予測するのに最も重要な対話がワシントンで行われた。米中戦略・経済対話である。 これはブッシュ政権が米中の経済問題を主題として話し合うために始め、オバマ政権が経済にとどまらず、戦略を話し合う場に昇格させた。世界の在り方を米中二大国で決…













