「 本当に重大な局面迎える拉致問題 早急に変更すべき外務省主導の交渉 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年9月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1101 9月13日、東京・日比谷公会堂で拉致被害者奪還のための「国民大集会」が開かれた。安倍晋三首相、山谷えり子拉致問題担当大臣、萩生田光一首相特別補佐に加えて、社民党、共産党などを除く各党代表が揃って出席した。拉致解決に力を結集して臨む意気込みが込められていた。 現実は、しかし、非常に厳しい。…
「 安保法制「地道な説明を」安倍首相語る 」
『週刊新潮』 2015年9月24日号 日本ルネッサンス 第672回 9月11日、インターネット配信の「言論テレビ」で安倍晋三首相に話を聞いた。首相の出演は、翌週に参議院での平和安全法案の採決、成立を目指すという非常に微妙なタイミングで実現した。首相が発言に慎重だったのは当然だが、それでも1時間余り語った。 国民の平和安全法案に関する理解は深まっていないとして、法案採決を目指す安倍政…
「 米国務省元高官の中国批判に驚き 中国共産党こそ歴史を修正している 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年9月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1100 ペンシルベニア大学教授のアーサー・ウォルドロン氏は中国問題の専門家である。氏は中国の実態を見詰め続けた結果、中国を厳しく批判するようになる。しかし、米国における中国学会では氏の研究は歓迎されてこなかった。氏の弟子に当たる学者でさえも「親中的」になり、氏と距離を置く。 歴史を振り返れば米…
「 民主党よ、安保法制で神学論争するな 」
『週刊新潮』 2015年9月17日号 日本ルネッサンス 第671回 平和安全法案を政府与党が採決すれば民主党は社民、共産両党などと共に内閣不信任案を出すという。社民、共産は兎も角、民主党は国民の命と日本国の安寧を一体どう守るつもりなのだろうか。かつて3年余にわたって政権を担当した政党が、いまや完全かつ無責任な野党に戻って、どのように国民に信頼されようというのか。 9月3日、戦勝7…
「 国際社会の常識を超えてまで自らを正当化する中国共産党 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年9月12日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1099 中国は度々日本に「歴史修正主義」の非難を突き付ける。しかし8月25日に王毅外相が発表した中国の戦後70年談話、「第二次世界大戦の悲惨な教訓を銘記し、協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係を共につくる」という談話は、中国こそが歴史修正の国であることを明確にしている。 中国外相として、…













