「 4代前の孝明天皇、闘いの武器は譲位 」
『週刊新潮』 2017年2月16日号 日本ルネッサンス 第741回 孝明天皇は明治天皇の父帝で、今上陛下にとって、4代前の直接のご先祖である。孝明天皇は幕末の動乱時代を文字通り闘い抜いて、突然死した。余りにも急な死に毒殺説が流布された程だ。孝明天皇の闘いを理解するには、同天皇の祖父帝、光格天皇を理解しなければならない。 光格天皇は、江戸幕府と激しく衝突しながら、63代の冷泉院から1…
「 友を退け敵をつくるトランプ政権の未来は孤立化と衰退の道 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年2月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1169 邦字紙は無論、英字紙の外信、経済、政治のどの面も、連日、ドナルド・トランプ米大統領関連の記事で埋まっている。米大統領選挙期間中、米国のメディアはトランプ旋風で視聴率が上がり、収益が改善したと、悪い冗談のようにいわれている。大統領になればなったで、次々と繰り出す刺激的な大統領令で、氏はメディアの主…
「 今上陛下が研究、光格天皇の功績 」
『週刊新潮』 2017年2月9日号 日本ルネッサンス 第740回 1月24日、「産経新聞」1面トップのスクープが心に残っている。約6年半前、天皇陛下がご譲位の意向を示された当時、光格天皇の事例を調べるよう宮内庁側に指示なさったという内容だった。 光格天皇は今上陛下の6代前、直系のご先祖である。譲位をなさった最後の天皇で、現在の皇室と天皇の在り方に画期的な影響を及ぼした。その生涯を辿…
「 ポピュリズムに突き進むトランプ大統領 求められる民主主義の「内なる敵」への正対 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年2月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1168 自由の旗手であるはずの米国大統領、ドナルド・トランプ氏が「保護主義は国益に資する」と就任演説で語り、市場経済を政治の道具にする中国の習近平主席が「自由な市場経済こそが繁栄のもと」と、ダボス会議で世界に訴える。 悪い冗談のような倒錯が、日を追うごとに具体的な政策として私たちに突き付けられる。…
「 米新政権の始動、日本は活用できるか 」
『週刊新潮』 2017年2月2日号 日本ルネッサンス 第739回 「トランプ氏の政治は予測しにくいと言うけれど、アメリカ・ファーストという言葉を当てはめれば、わかり易い。ワールド・セカンド、ジャパン・サードとか、そういう感覚ですよ」 「言論テレビ」でこう語ったのは、米国大統領選挙前からドナルド・トランプ氏の勝利を予測していた木村太郎氏である。トランプ氏の政策は「アメリカ身勝手政策」と…













