「 薬害エイズを怠慢の口実にする厚労省 」
『週刊新潮』 2021年9月9日号 日本ルネッサンス 第965回 気になることを二度続けて聞いた。中国の武漢から始まったコロナウイルスと変異株に国際社会全体が翻弄されている中、厚生労働省が日本製のワクチンや治療薬の承認に消極的なのは、薬害エイズで酷く非難された苦い記憶ゆえだというのである。 一度目は有力政治家から、二度目は8月25日、BSフジの「プライムニュース」で、外交評論家の宮家…
「 アフガン陥落、米中再接近も視野に 」
『週刊新潮』 2021年9月2日号 日本ルネッサンス 第964回 アフガニスタン全土がタリバンの手に落ちた。タリバンの勢力が首都カブール近郊に迫った8月15日、米軍の大型輸送機が低く空を飛び交い、米国人や米国に協力したアフガニスタン人の国外脱出が加速した。空港は大混乱となり、バイデン大統領もブリンケン国務長官も、タリバン勢力の全土制圧の速度は「予想以上だった」と認めた。タリバンとの20年戦…
「 韓国MBC、呆れるばかりの低レベル 」
『週刊新潮』 2021年8月26日号 日本ルネッサンス 第963回 8月10日、韓国の文化放送(MBC)の『PD手帳』が「不正取引・国情院と日本極右」という番組を放送した。日本語に訳してもらって視聴したが、「調査報道」とは名ばかりのお粗末な内容だった。 番組では具体的な証拠を示さず、私が理事長を務めるシンクタンク、国家基本問題研究所(国基研)が韓国の情報機関、国家情報院(国情院)から…
「 尖閣諸島で「日米共同訓練」を開始せよ 」
『週刊新潮』 2021年8月12・19日合併号 日本ルネッサンス 第962回 東京五輪もあと数日、卓球、体操、水泳、陸上と、応援する側も、本当に忙しい。池江璃花子さんが女子競泳400メートルメドレーリレーを泳ぎきって、一緒に泳いだ選手たちと抱き合って号泣していた姿、その後は晴れやかな笑顔になって「幸せ!」と語った姿。きっとずっと記憶に残ると思う。 日本中が五輪で盛り上がっている間、世…
「 五輪開催は成功だ、皆喜んでいる 」
『週刊新潮』 2021年8月5日号 日本ルネッサンス 第961回 7月23日金曜日、「東京2020」五輪が始まった。武漢ウイルス禍の中で本当にいろいろあったが、よくここまで辿り着いた。よかった、の一言である。 私は毎週金曜日の夜9時に生配信している「言論テレビ」で、西岡力氏と洪熒氏をゲストに、きっちり1時間、朝鮮半島情勢を伝えて、途中から開会式を見た。素直に感動した。 第一、選…
「 太陽光発電を原発並みに規制せよ 」
『週刊新潮』 2021年7月29日号 日本ルネッサンス 第960回 7月3日午前10時半頃、静岡県熱海市の伊豆山で発生した土石流では18人の方が亡くなり、2週間がすぎた今も12人の方が行方不明だ。大きな被害をもたらした土石流はなぜ発生したのか。そのすぐそばのメガソーラー開発との因果関係に注目するのは当然だが、静岡県はメガソーラー設置が土石流発生に直接の影響を及ぼしたのではないと発表した。 …
「 五輪開催反対の朝日の「二重基準」 」
『週刊新潮』 2021年7月22日号 日本ルネッサンス 第959回 東京五輪は観客なしでいく。 7月8日の決断である。6月21日には観客数は各会場の定員50%以内で最大1万人と発表したが、2週間余りで反転した。 決定は東京五輪・パラリンピック組織委員会、東京都、政府、国際五輪委員会、国際パラリンピック委員会の5者によるものだが、矢面に立たされているのは菅義偉首相である。世論を気…
「 創立百年、中国共産党の弱みを知れ 」
『週刊新潮』 2021年7月15日号 日本ルネッサンス 第958回 7月1日、中国共産党が創立100年を迎えた。周辺の民族や国々に強圧的政策を取り続ける隣国共産党のこれからを、特定の思い込みに陥らずに冷静に見て行く必要がある。 にも拘わらず、日本の多くのメディアは、100周年記念の習近平国家主席の演説を、既成のイメージに基づいて読んだのではないか。大半のメディアが「台湾」を見出しにと…
「 背景に左翼勢力、横行する実子誘拐 」
『週刊新潮』 2021年7月8日号 日本ルネッサンス 第957回 これからお伝えするのは不条理な離婚のあり様と気の毒な父親の物語である。この悲劇を抉り出したのが、ノンフィクション『実子誘拐ビジネスの闇』(池田良子 飛鳥新社)である。読めば、左翼陣営が如何に巧妙に日本社会に浸透し、家族を崩壊に導きつつあるかが見てとれる。 卒田譲司氏(仮名)は2006年に結婚し翌年長女が誕生した。しかし…
「 防衛力強化で首相は有言実行を 」
『週刊新潮』 2021年7月1日号 日本ルネッサンス 第956回 「防衛費、まさかの日韓逆転」と、日経新聞が6月21日付けで報じた。防衛費でついに日本が韓国に抜かれてしまったのは多くの日本人にとっては衝撃であろう。 だが韓国に抜かれるのは当然だ。なんといっても日本は四方の海に囲まれ、米国に甘え、太平の眠りを貪ってきたのだから。 韓国は人口5000万人、日本の半分以下、GDPは1…













