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「 不安が残る対応の出発だった田中外相に思慮ある外交を望む 」

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2001.05.14 (月)

「 不安が残る対応の出発だった田中外相に思慮ある外交を望む 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年5月19日号 オピニオン縦横無尽 第396回 小泉内閣の田中真紀子外相ポストは、本人が強く望んだ人事だという。他ポストを拒否して外相に固執したといわれるだけに、外相就任後の早業人事は、田中氏の抱えていた“想い”を強く反映しているようだ。  彼女の意欲にもかかわらず、その外交には不安がつきまとう。  たとえば、「金正男」氏に対する措置である。5月1日に家族と共…

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2001.05.07 (月)

「 小泉新首相が日本をごまかしのない透明な国にすることを望む 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年5月12日号 オピニオン縦横無尽 第395回 小泉純一郎氏が首相に就任した。いまだに氏を“変人”と呼ぶ人がいるが、氏の主張は至極まっ当であり変人などではない。郵政三事業の民営化論も、自衛隊を正式の軍隊と認めるための憲法改正論も、国のために戦い亡くなっていった人びとの霊を慰めるためにお参りに行くことも、どんな国でも行なわれている通常のことだ。むしろそうしたことをし…

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「 外務省の詭弁 」

『GQ』 2001年6月号 COLUMN POLITICS 台湾の李登輝前総統が心臓病を患って、治療のために来日したいと4月10日にビザを申請したことから始まる一連の出来事は日本外交の汚点のひとつとなってしまった。  当初日本の外務省本省は、中国に気兼ねするあまり、李登輝氏にビザを出さないといった。けれど、正面 きってビザを出さないとは言えずに、さまざまな口実を設けて説明した。そのやりとりの…

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2001.04.26 (木)

「 日本をダメにした特殊法人を潰せ 」

『週刊新潮』 2001年5月3日・5月10日合併号 櫻井よしこ告発シリーズ 第1回 「悪い奴ほどよく眠る」 特殊法人を取材して感ずるのは、彼らはこの国の本当の“ワル”だということだ。国民を欺き国民に寄生し、日本の活力をそぎ、日本の地盤を液状化させていく、害のみ多い憎き存在である。 なぜ、これ程の言葉を連ねて批判しなければならないか。理由はいくつもある。特殊法人が国民の富を食いつぶし、民間の仕…

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2001.04.10 (火)

「 内閣法制局こそ違憲である 」

『Voice』 2001年5月号 竹中平蔵・櫻井よしこ連載対談 目を覚ませ、日本人 第5回 自分たちを信じられるか 櫻井:昨年1月に国会内に憲法調査会ができて、はじめて公に憲法を論じられるようになりました。それ以前は、憲法を論じただけで変な目で見られましたし、まして改正なんていおうものなら、右翼のレッテルを貼られました。その結果、多くの政治家や言論人が理由もなく非難されたり、政治家の場合はポ…

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2001.03.19 (月)

「 党利のため衆院を中選挙区に戻そうとする与党を糾弾する 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年3月24日号 オピニオン縦横無尽 第389回 政治の迷走ぶりは目に余るが、この混迷局面で選挙制度を変える動きが急浮上している。今の国会会期中に中選挙区制に戻すというのだ。  まさか、時代に逆行するそんなことはしないだろうというのは現与党執行部を甘く見すぎているのだ。  なんといっても、彼らは昨年、参議院選挙制度を強引に非拘束名簿方式に変えてしまった人びとだ。…

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2001.03.10 (土)

「 省庁は『再編』していない 」

『Voice』 2001年4月号 竹中平蔵・櫻井よしこ連載対談 目を覚ませ、日本人 第4回 森首相は省庁再編の意味を理解していない  竹中:梅原猛さんが『将たる所以』という本を書いています。そのなかに、聖徳太子から始まる日本のリーダーたちの例を挙げながら、リーダーに必要な要素といいますか、まさに将たる所以を著しています。第一に、洞察力をもっていること。将来を見通す力と言い換えられます。第二に…

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2001.02.10 (土)

「 『国益』とは何かを考えよう 」

『Voice』 2001年3月号 竹中平蔵・櫻井よしこ連載対談 目を覚ませ、日本人 第3回 アメリカが憲法改正を求めてくる日も近い  櫻井:ブッシュ氏がアメリカの新大統領に就任し、対日政策が変わるかどうかが注目されています。私は、アジア戦略の軸足の置き方において大きな方向転換が図られる可能性が強いのではないかと思っています。クリントン政権のときに中国に傾斜した姿勢を日本重視に戻し、日本に国家…

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2001.01.15 (月)

「 株価対策ではなく、経済、企業の体質改善に政府は取り組め 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年1月27日号 オピニオン縦横無尽 第380回 今年7月の参議院選挙で勝つためには、景気回復の実績が重要であるとして、森首相が株価をどう回復させるか、知恵を絞っているそうである。人づてに聞いた話ではあるが、いずれも目前の問題処理に重点を置いた自民党の政策をみれば、森首相の発想も同様なのだろう。  日本経済を大きく左右する米経済をみると、日本は小手先の株価操作など…

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2001.01.08 (月)

「 一票の格差を是正して民主主義の質を高めよう 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年1月13日号 オピニオン縦横無尽 第379回 20世紀の最後の10年に、人類が長年直面してきたイデオロギーの戦いが終焉し、私たちは新しい時代に入った。新しい世紀で最も重要とされる要素は民主主義の質である。  20世紀には見過ごされてきた多くのことが、21世紀には重要な政治課題となるに違いない。それは、民主主義を支える価値観を徹底させることだ。形ばかりの民主主義…

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