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「 外交は戦いである 全力で国を守らなければならない 」

外交」の検索結果: 64
2012.08.25 (土)

「 外交は戦いである 全力で国を守らなければならない 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年8月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 949 戦後最大の危機である。 北方領土、竹島、尖閣諸島から、日本の主権が切り崩されていきかねない。この最悪の状況は、自民党時代からの日本外交の失敗に基本的原因がある。とはいえ、国家観なき民主党政権誕生以来、特に際立ってきた。 外交は戦いである。背景には常に武力がある。どの国も自国の国益擁護に十分な…

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2012.05.24 (木)

「 程中国大使、許し難い内政干渉 」

『週刊新潮』 2012年5月24日号 日本ルネッサンス 第510回 私の手元にとんでもない手紙の写しがある。日本の国会議員多数に東京都港区元麻布の中華人民共和国大使館から送られたA4用紙5枚のワープロ打ちの手紙である。 この5月8日付の程永華大使の手紙には、チベットとウイグルに関して多くの事実に反する事柄が書かれている。折しも日中韓首脳会談で北京を訪れた野田佳彦首相に対する温家宝首相の発言…

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2012.04.14 (土)

「 国会議員91人が中国に要求したチベット人への人権弾圧の停止 」

『週刊ダイヤモンド』  2012年4月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 932 2012年4月4日は日本国にとって記念すべき日になるだろう。初めて、日本の国会議員が超党派でチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相を招き、チベット問題について聞いたのだ。他の先進諸国の選良たちは長年同問題に関心を持ち実情を理解した上で、中国政府に言うべきことは言ってきた。チベット人に対しては、人道…

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2012.01.19 (木)

「 世界中の『指導者交代ラッシュ』で『日本』の正念場 」

『週刊新潮』 2012年1月19日号 日本ルネッサンス・拡大版 第493回 国際政治はいつの時代も首脳の資質に左右される。1981年に誕生した米国のレーガン大統領は、79年に政権を奪取した英国保守党のサッチャー首相、さらには82年に首相となった中曽根康弘氏らと社会主義体制のソ連邦と対峙した。 自由と民主主義陣営が冷戦に勝利して、ユーラシア大陸のアジアには5つの一党支配の社会主義・共産主義国が…

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2012.01.12 (木)

「 激動のアジア情勢、危うい野田外交 」

『週刊新潮』 2012年1月5・12日合併号 日本ルネッサンス 第492回 野田佳彦首相は首相の座にありながら、油断がすぎる。年の瀬に韓国、中国、インド、年明けに米国へと立て続けに首脳外交を予定しているが、十分な準備と覚悟はあるのか。そうは思えないのが、12月17、18両日の李明博韓国大統領との会談だった。 韓国では市民団体の韓国挺身隊問題対策協議会が12月14日に、ソウルの日本大使館前に慰…

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2011.12.03 (土)

「 アジア太平洋自由貿易圏への道 米国、中国、それとも日米が主導するか 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年12月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 914 アジア太平洋情勢がダイナミックに変化するなか、日本の命運は世界情勢を俯瞰して大戦略を考えることができるか否かにかかっている。私たちは大局に立たなければならない。 インドネシア・バリ島のヌサドゥアで11月19日に開催された東アジアサミット(EAS)は、米国の対中政策の新たな展開を強く印象づけた。 …

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2011.11.24 (木)

「 TPP、感情論を超えて討議せよ 」

『週刊新潮』 2011年11月24日号 日本ルネッサンス 第486回 野田佳彦首相が決断し、日本は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の参加に向けた協議に入った。決断に際して「優柔不断の野田」氏らしさを見せたものの、その決断を大いに評価する。 日本の態度表明後に、カナダ、メキシコも参加を表明し、フィリピンとパプアニューギニアも意欲を示したと報じられた。 TPPは、アジア太平洋経済協力会議(…

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2011.08.04 (木)

「 今こそ学べ辰巳栄一の国際戦略 」

『週刊新潮』 2011年8月4日号 日本ルネッサンス 第471回 湯浅博氏による『産経新聞』の連載が、『歴史に消えた参謀 吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一』(産経新聞出版)として上梓された。 改めて通読すると、辰巳の活躍したその時代、種々の決定を下す歴史の現場に、自分自身も居合わせているかのような臨場感を抱く。本書が息苦しいまでの切迫感で迫ってくるのは、辰巳が直面し、手がけた問題が、そのまま現代日…

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2011.07.30 (土)

「 国益を考えない菅政権はいま 暴力集団に屈しようとしている 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年7月30日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 897 菅直人首相は大震災の混乱の最中、自らが議長を務める行政刷新会議を主導し、4月8日、強い反対の声を押し切って中国人観光客への「マルチビザ」発行を閣議決定した。一度でも沖縄を訪れれば、3年間何度でも、最大90日間、日本訪問が出来るビザだ。 同ビザは7月1日に施行され、中国人にとって日本は自国同様、…

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2011.05.07 (土)

「 デンマークの鯨漁は認められ日本のイルカ漁が糾弾される理由 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年4月30日・5月7日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 885 東日本大震災で明らかになった最も深刻な問題点の一つが、いまさらではあるが、日本の情報力の欠如である。 情報力の基本は、(1)正確な情報の入手、(2)誤解を招かずわかりやすく伝える、(3)最速のタイミングを計る、に尽きる。今回の原発事故では、明らかに日本政府の情報力の弱さが被害拡大…

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