「 岸田総理 直撃100分! 櫻井よしこが問う ロシア・中国・核・憲法 」
『週刊新潮』 2022年5月26日号 日本ルネッサンス 第1000回記念対談 日本に迫る危機を訴えてきたジャーナリストの櫻井よしこ氏による本誌連載が、この度1000回の節目を迎えた。記念すべき対談の相手は現職総理。就任後初のロングインタビューとなった日本のトップに、櫻井氏が舌鋒鋭く斬り込んだその一部始終をお届けする。 櫻井よしこ 東奔西走お忙しい中、お時間をとってくださってあり…
「 日本よ気付け、本当のワルは中国だ 」
『週刊新潮』 2022年5月19日号 日本ルネッサンス 第999回 この数週間、つい視線が向かう地図がある。太平洋を挟んで、右に南北米大陸、左にユーラシア大陸があり、核保有国を赤く塗った地図だ。ロシア、中国、北朝鮮を中心にユーラシア大陸は赤く染まり、北米は米国が赤い色に染まっている。そのまん中、太平洋の左端にポツンとわが日本列島が心細げに浮かんでいる。今、世界で一番危険な地域は大西洋・欧州…
「 「日本売り」が商社の仕事ではないぞ 」
『週刊新潮』 2022年5月5・12日合併号 日本ルネッサンス 第998回 プーチン露大統領のウクライナ侵略から2か月の4月24日、米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官がウクライナの首都、キーウを訪れた。 「キーウでは通りを行き交う人々の姿を見た。キーウの戦いに勝利した証拠だ。キーウの主権を奪うというロシアの目的は失敗した」と、ブリンケン氏は述べた。オースティン氏は「ウクラ…
「 日本も参考に、英国の国防と核抑止力 」
『週刊新潮』 2022年4月28日号 日本ルネッサンス 第997回 ロシアがマリウポリに立てこもるウクライナ軍に時限付きの投降を呼びかけた。プーチン大統領の恫喝は米国にも発せられた。4月15日の報道によると、バイデン大統領あての外交文書で、ウクライナへの高性能兵器の供与は戦闘を激化させ、「予測不能な結果を招く」と警告した。それでもゼレンスキー大統領は屈せず、シュミハリ首相は「最後まで戦う」…
「 専守防衛を捨てても周回遅れの日本 」
『週刊新潮』 2022年4月21日号 日本ルネッサンス 第996回 プーチン露大統領の考え方は「MICE」で表現されるという。人を動かす力は金(money)、イデオロギー(ideology)、弾圧(coercion)、エゴ(ego)だと見るところが、KGB(ソ連国家保安委員会)のインテリジェンス・オフィサーの特徴だというのだ。 対ウクライナ侵略戦争はすでにひと月と3週間に及ぶ。戦費は…
番組出演のお知らせ(2022年4月28日)
令和4年4月28日(木)20時~21時55分 BSフジ「PRIME NEWS」に生出演します。…
シンポジウム登壇のお知らせ (2022年4月21日)
「日本国憲法のあり方を考えるシンポジウム4」 ネット視聴券発売中です! ご購入はこちらから アーカイブで5月11日午後11時までご覧いただけます。 日時:令和4(2022)年4月21日(木) 17:30~20:00 会場:よみうりホール(千代田区有楽町1-11-1) 内容・登壇者: 第一部 基調講演(40分) 櫻井よしこ 第二部 パネルディスカッション(95分) 安倍晋三元首相…
「 いま日本に必要な正しい政軍関係 」
『週刊新潮』 2022年4月14日号 日本ルネッサンス 第995回 有事に近くなればなるほど、政治と軍事の関係、政治家と軍人の関係が正常に保たれ十分な意思の疎通があることが大事になる。しかし、昭和20年の敗戦以降、日本は軍事に関するおよそ全てのことを忌み嫌うようになり、正常な政軍関係と言えるものも消え去ってしまった。 ロシアによるウクライナへの侵略戦争を見て、多くの人が日本の守りは大…
「 ウ軍大奮闘は国防精神と準備の成果 」
『週刊新潮』 2022年4月7日号 日本ルネッサンス 第994回 本稿執筆中の3月29日、トルコでウクライナとロシアの4回目の交渉が行われる。予断は許さないがゼレンスキー大統領側もロシア側も停戦合意に達する可能性について言及している。 他方、米国のバイデン大統領は、3日前の26日、訪問先のポーランドの首都ワルシャワでプーチン露大統領によるウクライナ侵略戦争は「長い戦いになる」と語った…