櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 原子力規制委は科学的、合理的か 」

2013年07月」の検索結果: 101
2013.07.04 (木)

「 原子力規制委は科学的、合理的か 」

『週刊新潮』  2013年7月4日号 日本ルネッサンス 第564号 原子力規制委員会の決めた原子力発電所に義務づける新規制基準が7月8日に施行される。 新基準は、高い防潮堤の構築、フィルター付きベントの設置、活断層の有無の確認、運転期間の原則40年ルール導入などを定めた極めて厳しい内容だ。後述するように審査の手法も非常に厳しく、このままでは、日本は2030年代に全原発が廃炉となり、原…

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2013.06.29 (土)

「 事故を科学的に見ようとしない政治が福島復興を妨げている 」

『週刊ダイヤモンド』  2013年6月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 991  自民党政調会長の高市早苗氏が「東京電力福島第一原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら(原発を)活用するしかない」と発言し、民主党幹事長の細野豪志氏が18日、即反応した。細野氏は避難生活で亡くなった「震災関連死」に触れて高市氏を「当事…

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2013.06.27 (木)

「 福島復興への真の支援とは 」

『週刊新潮』 2013年6月27日号 日本ルネッサンス 第563回 3・11の原発事故でいまも古里に戻れない福島県浪江町の人々1万4,000人が、町主導で東京電力に月額1人当たり35万円の補償を求めることが明らかになった。「年齢、性別、健康状態、生活環境、避難の経過」などに関わりなく、町民が受けた精神的苦痛に対して一律35万円の要求である。 いま、双葉郡8町村の避難生活者には、広野町…

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2013.06.22 (土)

「 中国の太平洋進出の野望と焦りが明らかになった米中首脳会談 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年6月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 990 6月7、8日の両日、米西海岸の美しい保養地に立つアネンバーグ別荘で行われた米中首脳会談の全容についての情報はいまだ明らかではない。したがって、会談の意味について断定は出来ない。そうした中でも確かなことは、米中両国が友好関係の確立を演出したものの、ほとんどの事柄について、合意が得られなかった…

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2013.06.20 (木)

「 実際は成果に乏しい米中首脳会談 」

『週刊新潮』 2013年6月20日号 日本ルネッサンス 第562号 6月7、8日の米中首脳会談を日本の視点で見れば、国際政治についての複雑な想いが生まれる。 米カリフォルニア州パームスプリングズの美しい保養地サニーランズで開催された米中首脳会談でのオバマ大統領は、恰も、波長の合う友人に会ったかのようなリラックスした様子で度々笑顔を見せた。会談の場としては最高の大邸宅での米大統領と…

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2013.06.15 (土)

「 中国に利用され国益を損ねた野中広務氏の不明瞭な発言 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年6月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 989 野中広務元自民党幹事長が北京を訪れ、6月3日、中国共産党政治局常務委員の劉雲山氏と会談した。その席で、野中氏は、「尖閣諸島の棚上げは日中共通認識だった。日中国交正常化交渉の際、当時の田中角栄首相と中国の周恩来首相の間で棚上げの合意があったという趣旨の話を、田中氏から後に聞いた」と伝えたそうだ。…

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2013.06.13 (木)

「 96条改正反対論の事実誤認 」

『週刊新潮』 2013年6月13日号 日本ルネッサンス 第561回 自民党の参議院選挙の公約から憲法96条の先行改正が外される見込みである。安倍晋三首相は攻めどころを間違えていないか。 安倍政権の課題は経済再生、安全保障の危機、教育改革など山積し手に余るほどだ。しかし、日本立て直しに必要なのはなんといっても憲法改正である。そのことを十分に認識しているからこそ、首相は96条の改正から始…

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2013.06.08 (土)

「 スズメの子育てを眺めるぜいたくでゆったりした時間 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年6月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 988 関東地方が梅雨入りである。平年より1週間も10日も早いそうだ。私は母と同じく晴れ女とよく言われるのだが、雨も好きである。 強い雨が木の葉を打ち、地面をぬらし、屋根をたたいて軒先から落ちてくる。あの雨垂れの音がいい。まだ若くていまよりずっとたくさん時間があったころ、窓や扉を開けてよく雨の音を…

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2013.06.06 (木)

「 中国の軍事攻勢、尖閣をどう守るか? 」

『週刊新潮』 2013年6月6日号 日本ルネッサンス 第560回 尖閣諸島沖の領海への中国の侵犯が日常化し、中国の戦闘機の飛来及び軍艦の通過が頻繁に行われている。 中国の尖閣奪取の意図は明らかで、小さな失敗も許されない十分な準備なしには日本は尖閣諸島を守れないだろう。5月24日、ネット配信の「言論テレビ」で防衛大学校教授の村井友秀氏に対処策を聞いた。 村井教授は、中国が「現…

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2013.06.01 (土)

「 沖縄での苛烈なせめぎ合い 介入する中韓とメディアの偏向 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年6月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 987  5月19日の日曜日、祖国復帰41周年を記念する会で講演するため、沖縄を訪れた。日帰りではあったが、県議会・市議会・町議会議員、防衛関係者、教育関係者ら、多くの人々とも意見交換した。そこであらためて感じたのは沖縄でのせめぎ合いの苛烈さである。 ありきたりの表現で言えば、保革勢力のせめぎ合い…

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