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「 『昭和天皇実録』公表で浮上する政治利用への疑問 」

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2014.10.04 (土)

「 『昭和天皇実録』公表で浮上する政治利用への疑問 」

『週刊ダイヤモンド』   2014年10月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1053 言論人として自身が目を通していない資料について述べるのは不見識なことだが、それを承知で書いてみたい。 9月9日に公表された「昭和天皇実録」である。1万2,000ページに上る膨大な量だそうだ。これから出版社を選考して来年出版されるとのことだが、新聞社や雑誌社は資料を入手し、それぞ…

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2014.07.26 (土)

「 壮絶な幼少時代を過ごした下村文科相の目指す教育改革 」

『週刊ダイヤモンド』   2014年7月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1044 政界で最も誠実な人物を三人挙げるとしたら、私は間違いなく下村博文氏をその一人に入れるだろう。以前から教育こそ氏の天職だとも感じていたが、氏の著書『9歳で突然父を亡くし新聞配達少年から文科大臣に』(海竜社)を読んで、文部科学大臣としての氏への信頼はますます深くなった。 本の題名通り、氏は…

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2014.03.22 (土)

「 中山義隆・沖縄県石垣市長が語った凄まじい選挙戦の実態 」

『週刊ダイヤモンド』   2014年3月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1027 「いまだにこんな変な選挙だということを知ってほしいのです。新聞は一面トップで事実無根の記事を載せ、本土からは外人部隊が押し寄せました」 こう語るのは、3月2日に沖縄県石垣市長に再選された中山義隆氏である。インターネットテレビ「君の一歩が朝(あした)を変える!」で、氏は現地の新聞「琉球新…

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2013.10.03 (木)

「 集団的自衛権、この好機を逃すな 」

『週刊新潮』 2013年10月3日号 日本ルネッサンス 第576回 集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の見直し時期が、年内から年明けにと延びた。慎重論の根強い公明党に自民党が譲歩したためだが、なぜこの好機を見送ったのか。日本にとって好ましからざることだ。 公明党はさる7月の参議院選挙にあわせて集団的自衛権行使容認に「断固反対」の強い表現を用いた。 7月6日のBS朝日の番…

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2013.08.03 (土)

「 新たな質的ねじれの解消 公明党に期待される役割 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年8月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 996 安倍自民党の圧勝に終わった参議院議員選挙を振り返ると、いろいろなことが見えてくる。NHKをはじめ各テレビ局が主催した党首討論会では、自民党対その他の政党という構図の中で、自民党が孤立しているかに思えた。 原子力発電、集団的自衛権の行使、憲法改正などを例に取れば、公明党および野党にニュアンス…

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2013.07.06 (土)

「 日本の主張に耳を傾け始めた英国との絆を深めていく好機に 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年7月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 992 6月26日、英国公使のジュリア・ロングボトム氏と日本の憲法改正について語り合った。彼女の関心の一つは自民党憲法改正案の意味と改正の時期だった。「朝日新聞」などの報道故か、自民党改正案は保守的過ぎないかという感じ方があるのは興味深い。 自民党案は確かに「国防軍を保持する」と明記しているが、国…

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2013.06.15 (土)

「 中国に利用され国益を損ねた野中広務氏の不明瞭な発言 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年6月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 989 野中広務元自民党幹事長が北京を訪れ、6月3日、中国共産党政治局常務委員の劉雲山氏と会談した。その席で、野中氏は、「尖閣諸島の棚上げは日中共通認識だった。日中国交正常化交渉の際、当時の田中角栄首相と中国の周恩来首相の間で棚上げの合意があったという趣旨の話を、田中氏から後に聞いた」と伝えたそうだ。…

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2013.06.13 (木)

「 96条改正反対論の事実誤認 」

『週刊新潮』 2013年6月13日号 日本ルネッサンス 第561回 自民党の参議院選挙の公約から憲法96条の先行改正が外される見込みである。安倍晋三首相は攻めどころを間違えていないか。 安倍政権の課題は経済再生、安全保障の危機、教育改革など山積し手に余るほどだ。しかし、日本立て直しに必要なのはなんといっても憲法改正である。そのことを十分に認識しているからこそ、首相は96条の改正から始…

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2013.04.18 (木)

「 保守の面目躍如、サッチャー氏の軌跡 」

『週刊新潮』 2013年4月18日号 日本ルネッサンス 第554回 元英国首相のマーガレット・サッチャー氏が4月8日、87歳で死去した。私は彼女の語る英語がとても好きだった。文節を明確に切るその語り方はいつも耳に心地よく響いた。党首討論で野党の批判に間髪を容れずに反論する姿も小気味よかった。彼女の言葉は、主張を貫く論理と確信、理性的でありながら熱く迸る情熱ゆえに一層魅力的に響いた。…

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2013.03.09 (土)

「 日本の運命を決する情報戦 情報発信本部の設置が急務 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年3月9日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 976  訪米の成功と日米同盟の強化、さらにTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加決定で、安倍晋三首相の支持率が右肩上がりである。内政外交共にスピード感を伴った政治を見るのは久しぶりであり、大きな山場を、安倍首相は一つも二つも越えたといえる。 順風満帆の安倍自民党政権だが、依然として大きな問題が残…

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