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「 高速道路、相変らずの騙しの術 」

2008年02月」の検索結果: 8
2008.02.28 (木)

「 高速道路、相変らずの騙しの術 」

『週刊新潮』'08年2月28日号 日本ルネッサンス 第302回 道路問題についての国会論戦が面白い。2月15日、衆議院予算委員会で民主党の馬淵澄夫議員に質問された冬柴鐵三国土交通大臣が、「私は、人間限界がありますよ」「能力が追いつかないですよ」などと悲鳴に近い答弁を繰り返した。 馬淵氏をはじめ、笠浩史氏ら民主党議員の質疑から、10年間で59兆円を費やす「道路の中期計画」に関して重大なことが判明し…

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2008.02.23 (土)

「 日本国籍を取得した者だけに参政権を与えるべきではないか 」

『週刊ダイヤモンド』   2008年2月23日号   新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 728 福田康夫首相の下で特別永住者の参政権付与の問題が再浮上している。各政党内に賛否両論あり、根深い対立を引き起こしてきた同問題は、これまで関連法案が四度廃案となり、22回継続審議となった、いわくつきの課題だ。 特別永住者とは、日本の植民地だった朝鮮半島や台湾から、戦前戦中に日本に来た人び…

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2008.02.21 (木)

「 南大門炎上、失われた韓国の10年 」

『週刊新潮』'08年2月21日号 日本ルネッサンス 第301回 韓国の首都ソウルで、南大門が焼失した。燃え盛る炎と噴き上げる煙、李氏朝鮮の代表的建築物の炎上を伝える映像を見ながら、他国のことながら、動悸が高まった。まさかという驚き。610年の歴史が消え去ることへの痛恨と悲しみ。諸々の想いが日本人の私の胸にも満ちてくる。年来の友人で、韓国を代表する言論人の趙甲済(チヨカプチエ)氏が電話で語った。 …

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2008.02.16 (土)

「 ヒラリー候補の顕著な“中国重視”が懸念される米国大統領選と日米関係 」

『週刊ダイヤモンド』   2008年2月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 727 米国の大統領候補予備選挙を伝える深夜の報道に見入ってしまう。バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン両上院議員の接戦に、投票権もないのに注目するのは、それが日米、米中、日中の関係に大きな影響を及ぼすからだ。 日本人の会話でたびたび耳にするのが、「女性への応援歌として、ヒラリー氏に大統領になってほしい」「…

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2008.02.14 (木)

「 日本は「地球温暖化」防止の抵抗勢力か 」

『週刊新潮』'08年2 月14号   【特集】日本ルネッサンス・拡大版 第300回  いま、地球人口66億のうち約半分の32億人が都市に住む。都市人口は、食糧をはじめ生活必需品を基本的に、他者に依存する。増え続ける都市人口は周辺地域への負担を高め、世界資源の乱獲をもたらす。そして周辺地域の自然はさらに荒廃する。 地域に住めなくなった人々は、生活の糧を求めて都市に流入し、都市人口を…

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2008.02.09 (土)

暫定税率据え置きは公約への裏切り 雲散霧消する一般財源化問題

『週刊ダイヤモンド』   2008年2月9日号  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 726 与党も野党も政治の要は「生活第一主義」の実現だと唱え、国会ではガソリンの暫定税率問題に焦点が絞られている。わかりやすく論じなければ、国民がついてこないという思いがあるのだろうが、きわめて限定的かつ単純化された問題提起は、あまりにも国民をバカにしているのではないか。 ガソリンの暫定税率問題は、小泉純…

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2008.02.07 (木)

「 なぜ日本経済は〝一人負け〟になったか 」

『週刊新潮』'08年2 月7日号 [特集] 日本ルネッサンス・特別編 第299回 経済大失速を招いた「福田首相の無策」  1月21日、官邸記者団との会見で、株価下落は政府の政策不在が原因だと言われていると質されると、福田康夫首相は気色ばんで言った。 「そんなふうな専門家はいますか? ちょっとお顔を拝見したい」。プライドを傷つけられた首相の苛立ちを冷笑するかのように、株価は翌日も下げた。  他方、…

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2008.02.02 (土)

福田首相“無策政治”の背景にある日本本来の力への認識不足

『週刊ダイヤモンド』   2008年2月2日号  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 725  福田康夫政権の下で株価下落が続いている。下落が日本だけの問題でないのは確かだが、それでも福田政権の無策は見るに堪えない。なぜ、これほど無策なのか。問題への理解の欠落以前に、首相は日本の持てる力に気づいていないと思えてならない。  日本への愛も信頼も欠くかのような福田流政治への憤りが静められ、慰…

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