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「 混沌たる世界、戦略は聖徳太子に学べ 」

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2013.10.10 (木)

「 混沌たる世界、戦略は聖徳太子に学べ 」

『週刊新潮』 2013年10月10日号 日本ルネッサンス 第577回 雑誌『正論』創刊40周年記念の11月号が面白い。とりわけ目を惹いたのが長部日出雄氏の新連載、「私が愛した日本人」である。第1回で氏は聖徳太子を取り上げたが、氏の太子論に私は全面的な共感を覚える。 国際政治における米国の影響力が低下し、米国が要となって維持してきた国際秩序が揺らぎ、世界は混沌に向かいつつある。その…

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2013.10.05 (土)

「 泉田裕彦新潟県知事が展開する論は理解不能 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年10月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1004  東京電力福島第1原子力発電所(以下1F)の一連の事故を防ぐ第一歩が、早期にベント(排気)を行って水素爆発を防ぐことだった点について異論はないであろう。そのベントに関して、新潟県知事の泉田裕彦氏が展開する論は、正直言って訳がわからない。 東電側が設置しようと、すでに工事の一部に着工した…

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2013.09.26 (木)

「 消費税増税は未来への責任 」

『週刊新潮』 2013年9月26日号 日本ルネッサンス 第575回 東京オリンピック招致決定は安倍晋三首相の運の強さを改めて実感させる。強運は努力と戦略の結果であり、高く評価するが、首相の取り組むべき課題は多い。 オリンピックの経済効果は、東京都が見込む3兆円から大和証券が打ち出した150兆円まで極めて幅広く予測されている。確かなことは、来年4月の消費税増税がほぼ決まりとなったことだ…

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2013.09.21 (土)

「 五輪招致でも被災地の現実は厳しい その中で全てを前向きに捉える人々 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年9月21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1002  日本が2020年の五輪開催を勝ち取った。安倍晋三首相は五輪は「明日の未来のためのスポーツ」であり、未来を担う人間への投資だと訴えた。 私がキャスターを務めるインターネットテレビ番組、「君の一歩が朝(あした)を変える!」で、スポーツジャーナリストの二宮清純氏は最後のプレゼンテーションはいわ…

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2013.09.16 (月)

「 最高裁で平等を担保するより責任ある大人として振る舞うこと 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年9月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1001 結婚していない男女間に生まれた非嫡出子(婚外子)の遺産相続分を嫡出子の半分とする民法の規定は法の下の平等を保障した憲法に違反すると、最高裁判所が9月4日、判断した。 発表文には、国民意識の変化、国際社会の勧告などに加えて、非嫡出子の相続を嫡出子の半分とすることの合理性が認められない…

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2013.09.12 (木)

「 日本の朝鮮統治、米国知識人の見方 」

『週刊新潮』 2013年9月12日号 日本ルネッサンス 第573号 人間が思い込みや偏見によってどれほど事実を見ることが出来ないでいるか。それでも知性ある存在としての人間は必ず、一定の時を経れば事実に気づき、物事の本質を読みとることが出来るようになる。歴史問題における不条理な日本非難についても、必ず、人間の知性は事実や真実に辿りつく日が来る。 私はそう信じてきたが、漸く人間の知性の証…

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2013.09.07 (土)

「 前を見つめる次元に立った日本 自らへの信頼が国力の基礎である 」

【1000回記念拡大版】 『週刊ダイヤモンド』 2013年9月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1000 自民党が政権を取り戻して半年余り、私は、「外交にも物理的原則が働く」と喝破した清澤洌の言葉をかみ締めている。外交は「厳にその国の実力の線に沿う」のであり、国の実力とはその国の総合力と同義である。客観的に測れる経済力や軍事力とともに、数量では表現できない国民の良識や気概、…

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2013.08.29 (木)

「 呉善花氏、入国拒否の蛮行を悲しむ 」

『週刊新潮』 2013年8月29日号 日本ルネッサンス 第571回 日韓関係が険悪である。日本側から見れば理解し難い理由を掲げて日本非難を強めるのが朴槿恵政権だ。日本は韓国の反日理由を分析し、間違っても韓国に好かれようなどと思ってはならない。一目も二目もおかれる強くしっかりした国として、筋を通さなければ問題は永続する。 韓国人の理不尽さを振り返ってみよう。安倍晋三首相が震災被災地の宮…

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2013.08.24 (土)

「 日本に殉じた英霊は等しく心を込めて祀るのがよい 」

『週刊ダイヤモンド』 2013年8月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 998 8月15日の「産経新聞」1面に北京発時事伝が掲載された。それによると、中国共産党の毛沢東政権が1956~57年当時、日本との関係正常化を目指して日本の元軍人を含む「右派」への工作を展開し、「A級戦犯」の畑俊六(しゅんろく)元帥の訪中を熱望していたという。 日中友好促進のために中国共産党が…

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2013.08.08 (木)

「 行き詰まるオバマ政権と日本の役割 」

『週刊新潮』 2013年8月8日号 日本ルネッサンス 第569回 オバマ大統領の凋落が著しい。 世界最強国である米国で政権の求心力低下が急速に進みつつある。台頭した中国の前でオバマ政権が顕著に力を落とし続けることは、アジア・太平洋地域のみならず全世界に大きな影響を与える。日本も、その他すべての国々もオバマ政権凋落の影響を測ったうえで、賢く行動しなければならない局面である。 …

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