「 社会人経験者も多く、論理的思考を重視するアメリカのロースクールとは全く違う日本の『法科大学院』構想は世間知らずのエリート培養機関となる 」
『SAPIO』 2001年5月23日号 司法改革が日本を変える 第13回 司法制度改革の大きな目玉は現行の司法試験を廃止し、法科大学院を設置し、その修了者に新司法試験の受験資格を与え、その7割程度を合格させようというものである。現在の1000人の合格者から3倍の3000人まで増員される。司法制度改革審議会は2004年には法科大学院を開講したいとしているが、どの大学に法科大学院を設置するのか、法…
「 小泉新首相が日本をごまかしのない透明な国にすることを望む 」
『週刊ダイヤモンド』 2001年5月12日号 オピニオン縦横無尽 第395回 小泉純一郎氏が首相に就任した。いまだに氏を“変人”と呼ぶ人がいるが、氏の主張は至極まっ当であり変人などではない。郵政三事業の民営化論も、自衛隊を正式の軍隊と認めるための憲法改正論も、国のために戦い亡くなっていった人びとの霊を慰めるためにお参りに行くことも、どんな国でも行なわれている通常のことだ。むしろそうしたことをし…
「 外務省の詭弁 」
『GQ』 2001年6月号 COLUMN POLITICS 台湾の李登輝前総統が心臓病を患って、治療のために来日したいと4月10日にビザを申請したことから始まる一連の出来事は日本外交の汚点のひとつとなってしまった。 当初日本の外務省本省は、中国に気兼ねするあまり、李登輝氏にビザを出さないといった。けれど、正面 きってビザを出さないとは言えずに、さまざまな口実を設けて説明した。そのやりとりの…
「 日本をダメにした特殊法人を潰せ 」
『週刊新潮』 2001年5月3日・5月10日合併号 櫻井よしこ告発シリーズ 第1回 「悪い奴ほどよく眠る」 特殊法人を取材して感ずるのは、彼らはこの国の本当の“ワル”だということだ。国民を欺き国民に寄生し、日本の活力をそぎ、日本の地盤を液状化させていく、害のみ多い憎き存在である。 なぜ、これ程の言葉を連ねて批判しなければならないか。理由はいくつもある。特殊法人が国民の富を食いつぶし、民間の仕…
「 政府は李前総統へのビザ発給問題を明確に説明せよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2001年4月28日・5月5日合併号 オピニオン縦横無尽 第394回 どうやら日本政府は李登輝・台湾前総統にビザを出すことをようやく決めるらしい。らしい、というのは、19日午前現在、まだ正式な決定が出ていないからだ。 病気治療で来日したいという人を、なぜ拒絶するのか、国際社会でも理解しかねているようだ。この騒動のさなか、香港在住の中国人の友人一家が東京にきた。彼らは夫…













