「 日本は国家か――拉致から25年 」
『週刊新潮』 2002年2月28日号 日本ルネッサンス 第8回 横田めぐみさんの拉致から今年で四半世紀、13歳だった少女が38歳になる。 御両親の滋さんと早紀江さんは、同じ境遇に陥っている人々の家族を代表して2月14日、小泉首相に手紙で訴えた。早紀江さんが語る。 「二つ、お願いしました。ブッシュ大統領来日の折り、首脳会談の議題のテロ対策に関連して拉致問題解決についても話し合ってほしい、東シ…
「 先送り工事を道路公団に発注させた“族議員”の責任を問う 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年2月23日号 オピニオン縦横無尽 434回 道路公団のすることは支離滅裂、族議員の主張はまるで自分勝手だ。小泉首相が2002年度から道路公団には国費を投入しないと閣議決定したのは昨年12月19日だった。高速道路建設への国民の税、3000億円の投入が止められ、来年度の建設費は9000億円になった。 これを受けて公団は2001年12月に予定していた13件の工事、計…
「 真紀子と宗男、似た者同士 」
『週刊新潮』 2002年2月21日号 日本ルネッサンス 第7回 鈴木宗男、外務官僚、田中真紀子。日本の政治が陥った負のスパイラル。三者の軋轢はどの断面で切っても国益よりも私益が、明瞭よりも不明瞭が、知性よりも非知性が、目立つ。 なぜ、私たちはこんな人々を私たちの代表とし、立法や行政を委ねなければならないのかとさえ思う。 まず鈴木氏である。人間は加齢とともに内面が外面に滲み出る。力をつけるほ…
「 一審で全面勝訴した薬害エイズ裁判『6年の戦い』 」
『SAPIO』 2002年2月27日号 1996年7月、薬害エイズの被害者たちの声を丹念に拾い、専門医、官僚の責任を追及してきたジャーナリストの櫻井よしこ氏は、元帝京大学副学長で血友病専門医の安部英氏にその言論が名誉毀損にあたるとして訴えられた。以来、足かけ6年にも及ぶこの裁判の一審判決が1月30日東京地方裁判所で下された。判決は原告の請求を棄却、ジャーナリズムの果たす役割と責任を認めたこの判…
「 田中真紀子前外相更迭で小泉内閣の批判は不適切 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年2月16日号 オピニオン縦横無尽 433回 田中真紀子氏の人気は絶大なようだ。だが、彼女が外相に就任して以来の約9ヵ月間の言動を時系列で見ると、これほどその言葉に信頼のおけない人物も珍しい。日本の国益を担うべき立場の外務大臣としてこれほど不適切な人物もまた珍しい。 ニッコリ笑ったときの彼女の愛敬や聴衆を唸らせる歯切れよく威勢のよい言葉から離れて、客観的に彼女の…













