「 現状と同じ構図でしかない道路公団民営化案の不備 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年9月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 460回 小泉改革の象徴ともなった道路公団民営化。四公団民営化推進委員会が8月23日に出した基本方針を見る限り、行方が不安である。 まず、公団を上下分離にするのか上下一体にするのかに関して、民営化委員会が出した案は、かたちも、実態も完全に上下分離である。これは中村英夫・武蔵工大教授の私案によって方向付けられた…
「 日本を温かく見る扶桑社の歴史教科書の採択を喜ぶ 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年8月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 459回 愛媛県教育委員会が、来春開校する3つの県立中学校で扶桑社の歴史教科書を使用することを決めた。採択を文部科学省への報告期限ぎりぎりの8月15日に設定したのは、余計な妨害を防ぐためだったと、県の教育総務課長西山氏が説明してくれた。 井関和彦教育委員長ら6人の委員全員が採択理由を述べている。 6委員が挙…
「 政治家押しのけて暴走する官僚を責任追及する法律を 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年8月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 458回 8月5日に住民基本台帳ネットワークが稼働した。この稼働を現在の違法状態から合法にするために、政府はまたぞろ、個人情報保護法案を秋の国会で審議する予定だ。 現在継続審議となっている個人情報保護法案は、メディア規制法といわれてすこぶる評判が悪い。だから、この法案からメディアに関する条文を削除または緩和…
「 『誇りに思う』と賞賛される矢祭町町長の“離脱宣言” 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年8月10・17日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 457回 福島県矢祭町(やまつりまち)に行ってきた。周知のようにこの町の長、根本良一氏は、住民基本台帳ネットワークには町の住民情報はつながないと宣言した人物だ。全国3300弱の地方自治体のなかで真っ先に“離脱宣言”をした。 矢祭町はどんな町なのか。住民はどう考えているのか。離脱宣言をしたものの、8…
「 政治家が国民の代表ならば今こそ信念で発言すべき 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年8月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 456回 7月22日、「朝日新聞」が一面トップで報じた世論調査の結果には、住民基本台帳ネットワーク施行への強い不安が満ちている。個人情報の流出や不正使用に不安を感じている人は全体の86%にも上り、住基ネットの施行は「延期すべき」という人が76%もいた。 かたや「産経新聞」も、住基ネットについて知っている人のう…













