「 訪朝前に拉致被害者家族と会わなかった政府首脳の罪 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年10月12日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 464回 外務省アジア大洋州局長の田中均氏は、なぜだと考えているに違いない。だれもできなかった日朝首脳会談に漕ぎつけ、あの金正日氏から拉致を認める言葉のみならず、謝罪まで引き出したのだから、たいへんな功績を築いたはずと考えていたに違いない。 にもかかわらず、その後の日本の世論の展開は、外務省と政府の非を責…
「 拉致問題の解明どころか日朝交渉に新たな火種 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年10月05日号 ダイヤモンドレポート 日朝首脳会談で金正日がいとも簡単に認めた「拉致」の事実と謝罪に、小泉首相は功を急ぎすぎたか。8人死亡説の根拠もその事実関係もなんら解明されていないなか、北朝鮮側は難色を示しながらも調査団派遣を受け入れる。ジャーナリスト・櫻井よしこ氏が検証する「日朝平壌宣言」調印をめぐる政治判断の是非。 調査団派遣は成功するか 早くも小波…
「 荒れる山林と鹿の急増が暗示する戦後社会の陰 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年9月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 463回 私は、人間に番号をつけて一元的に管理する住民基本台帳ネットワークに反対している。政府が強引に住基ネットを稼働させたために、今、全国津々浦々、住基ネットに疑問を抱いている地方自治体に出かけ、問題点について語り続けている。地方自治体の側から来てほしいという要請があれば、いわゆる手弁当で出かけている。 …
「 日本はデフレ先進国として足跡を前向きに生かすとき 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年9月21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 462回 2~3周遅れのランナーだった日本が、世界のトップランナーに返り咲く大逆転が可能かもしれない。 ドイツ証券の武者隆司氏が語る。 「1970年代終わりからの日米株価指数の推移を見ますと、両国の動きが同じ構図で繰り返されているのに気づきます。バブル、無責任な経営、デフレなどの現象は日本特有の現象と考えら…
「 友好や援助の通じない国を唯一動かせる要因は“力” 」
『週刊ダイヤモンド』 2002年9月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 461回 小泉純一郎首相は差しの会談を得手とするという。 歴史問題や教科書問題が日韓間に軋轢(あつれき)を生じさせていたときでさえ、小泉・金大中両首脳の会談は周囲が驚くほど和やかに進んだと、首相周辺は語る。 確かに、ここぞと思うとき、首相の、相手に対する食い込みには並ならぬものがあるのであろう。トップ会談…













