「 福田官房長官の『拉致被害者家族の帰国は緊急課題』発言に匂う政権維持の企み 」
『週刊ダイヤモンド』 2003年8月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 506回 外交には秘密がつきまとう。とりわけ北朝鮮外交には闇の部分が目立つ。 8月4日の福田康夫官房長官の記者会見は、意味深長である。NGOのレインボーブリッヂ事務局長の小坂浩彰氏が持ち帰った拉致被害者らの子どもたちの写真と手紙について、こう述べた。 「政府は5人の家族の帰国を緊急課題と考えている」 同長…
「 コンプライアンス本部が本来の機能を果たすなら徹底調査の矛先は藤井総裁 」
『 週刊ダイヤモンド 』 2003年8月9日16日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 505回 日本道路公団が、異常事態に陥っている。7月25日付で公団の広報・サービス室から報道機関に、公団のコンプライアンス本部による「財務諸表に関する雑誌記事に対する対応について」という意見具申が配布された。 「コンプライアンス」は、最近とみに聞くようになった言葉だ。もともと法律や規則を遵守する…
「 財務諸表の隠蔽に加え怪文書疑惑浮上とあっては逃げ切れない道路公団総裁 」
『 週刊ダイヤモンド 』 2003年8月2日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 504回 日本道路公団で今、60余人への“事情聴取”が続いている。公団の債務超過を示した財務諸表作成についての事実上の査問である。藤井治芳総裁は、一連の作業を若い課長代理らの勝手な振る舞いにしてしまいたいのだ。自分は知らなかったと逃れるつもりなのだ。 件(くだん)の財務諸表を作った公団のプロジェクトチーム…
「 『平成の大合併』推進に住民投票で一石を投じた福島県下の合併案白紙撤回 」
『 週刊ダイヤモンド 』 2003年7月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 503回 総務省がアメとムチを使い分けながら強力に推進している市町村合併は、どれだけ地域住民に支持されているのか。現在約3250の自治体を約1000にまとめたいとする「平成の大合併」に一石を投ずる住民投票が、7月13日に福島県で行なわれた。 その結果、福島県内で合併協議が最も進んでいた3町村の合併が白紙…
「 これだけ法律無視を重ね日本の教育を食い物にする文部科学省の責任の重大さ 」
『週刊ダイヤモンド』 2003年7月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 502回 この国の大臣は法律も知らない。違法行為を行なって恥じることもない。 これは、国立大学法人化法案に関して、遠山敦子文部科学大臣が行なった国会答弁を聞いての感想だ。同法案は、7月8日の参議院文教科学委員会で、与野党の意見が分かれるなか、賛成多数で可決されてしまった。本来目指すべき大学法人化の方向とは正…













