「 『アメリカの戦争』 に学ぶこと 」
『週刊新潮』 2004年2月5日号 日本ルネッサンス 第102回 イラク問題で日本が米国と独仏両国の間を取りもとうという動きがある。橋本龍太郎元首相が昨年ヨーロッパを訪れたとき、仏などと意気投合した結果だという。 米国と対立している独仏両国と日本が力を合わせて、単独主義で突っ走る米国を国連の枠組に近づけ、同時に米仏独の関係修復に一役買って出ようということのようだ。 私は、戦後最大の失…
「 政権政党に有利に働いた 『一票の格差』 の合憲判決 最高裁は厳しく自戒せよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2004年1月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 第528回 この国は異常である。異常に慣らされて、異常が常態となっている。国民はそのなかで、なす術もなく諦めてきた。 1月14日に最高裁が下した「一票の格差」についての合憲判決を、英訳し、国際司法裁判所に送ってみたら、どんな反応が戻ってくるだろうか。 法の下では万人は平等であり、有権者の一票の重みもま…
「 台湾国民投票を私は支持する 」
『週刊新潮』 2004年1月29日号 日本ルネッサンス 第101回 台湾の陳水扁総統の政権維持の闘いが続いている。3月20日の総統選挙時に住民投票を行うか否か、その件で、日米両国の支持を取りつけることが出来るのか。日米、とりわけ米国の支持の有無は、ほぼストレートに総統選挙に影響するとみられ、総統の戦略が注目される。 1月16日、陳総統はテレビを通じて総統選挙と同時に住民投票を実施…
「 小泉政権への支持率上昇は民主党の頼りなさの反映 外交・安保政策を確立せよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2004年1月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 第527回 小泉純一郎内閣への支持率が上昇したと、1月13日のNHKが報じていた。小泉政権を支持すると答えた人は8ポイント上がって54%、支持しないと答えた人は9ポイント下がり、35%となったそうだ。 小泉政治のどこが、そのように評価されるのだろうか。首相の掲げた構造改革は、道路公団民営化で無残な失敗…
「 今こそ拉致特別委員会を設けよ 」
『週刊新潮』 2004年1月22日号 日本ルネッサンス 第100回 北朝鮮の戦術はあざとく、巧みである。昨年12月20、21の両日、北京で行われた、平沢勝栄衆議院議員らと鄭泰和日朝交渉担当大使らによる非公式の接触は、日本側を外務省と拉致議連、家族会などに分断して揺るがすと同時に、19日に開かれる国会で拉致問題特別委員会の設置を念頭に置いた目眩ましではないかと思われる。なんら、新しい…













