「 小泉政権、これまでの成績は落第 」
『週刊新潮』 2004年7月8日号 日本ルネッサンス 第123回 参議院選挙を前にしきりに考える。自民党が安定過半数を獲得すれば、あと2年余り小泉政権が続くのかしらと。参議院の単独過半数は122であるから、自民現有で非改選の66議席と合わせて、今回の選挙で56議席以上を獲得すればよいわけだ。そこまで議席がのびれば小泉首相の力は強固なものとなる。 しかし、このところの支持率の低下ではそこまで…
「 国民年金保険料の引き上げはまず腐った社会保険庁を解散してから論ずるのが筋 」
『週刊ダイヤモンド』 2004年7月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 549 厚生労働省が「2003年の合計特殊出生率は1.29である」と発表したのは、年金改革法が成立した6月5日直後の9日だった。このことだけでも、坂口力厚生労働大臣は、担当部署の最高責任者を厳罰に処すべきだった。厚労省の官僚たちが、年金改革の大前提である出生率1.32が達成されていないことを知っており…
「 サマワ帰国『番匠群長』の笑顔 」
『週刊新潮』 2004年7月1日号 日本ルネッサンス 第122回 7月以降イラク統治の最高責任者となる暫定政権のヤワル大統領は、先のシーアイランド・サミットで「イラク国民が最も歓迎しているのは日本の自衛隊だ」と述べた。「武士道の国の自衛官」の仕事振りは、イラク国民によって受け入れられ、絶賛されたのだ。 イラクでの米軍人の犠牲者はすでに800人を超えた。4月をピークに5月、6月と犠牲者…
「 台湾のWHO参加を後押し 中国との全面的対立を避ける米国外交戦略の注意深さ 」
『週刊ダイヤモンド』 2004年6月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 548 6月15日、米国のブッシュ大統領が、台湾の世界保健機関(WHO)へのオブザーバー参加を支持する法案に署名した、と発表された。 昨年、中国を発生源とするSARS(新型急性肺炎)が台湾にも広がり、感染した医師が日本を訪れたことがあった。陳水扁(チン・スイヘン)総統のSARS対策は後手に回り、…
「 軍事に劣らぬ米国の外交力 」
『週刊新潮』 2004年6月24日号 日本ルネッサンス 第121回 「米仏関係はエリザベス・テーラーとリチャード・バートンの関係と同じ。いつでもくっついたり離れたりする」 米国のCNNが伝えたように、6月上旬の両国の動きは、この1~2年続いていた冷たい関係が、双方の国益を軸に大きく変化し、新たな協力関係に入ったことを示している。イラク統治の混乱で躓いたかにみえた米国の外交が鮮やかに凄…













