「 大目標を共有する勢力の結集が衆議院議員選挙後の大きな課題 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年12月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 965 12政党が林立する衆議院議員選挙が眼前に迫っている。各政党の名前や各党の政策の詳細も不確かなまま、投票する人は少なくないだろう。 そんな中、12月6日の各紙は選挙予測を報じた。大筋において自公が過半数を取り、民主が100議席を割り得るとの見方だ。小選挙区制では信頼を失った党は議席を…
「 韓国大統領選を左右する秘密会議録 」
『週刊新潮』 2012年12月13日号 日本ルネッサンス 第538回 12月19日に迫った韓国大統領選挙が、33年前に暗殺された朴正煕元大統領と3年半前に自殺した盧武鉉前大統領の弔い合戦の様相を見せている。韓国の保守勢力が本来の問題意識を取り戻し、北朝鮮寄りの左派勢力と戦う構図が生まれていると言ってよいだろう。 大統領選挙は朴槿恵氏と文在寅氏の一騎打ちである。保守と見做されている与党…
「 『TBS映像事件』はテレビ等の偏向報道を示唆してはいないか 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年12月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 964 ネットを見なければわからないニュースがある。その中でもごく最近驚いたのが、TBSによる悪質としか言えない映像の「誤使用」である。 11月16日放送の、みのもんた氏の「朝ズバッ!」で、痴漢事件で逮捕されたNHKのアナウンサーの件を報道する映像の中に、安倍晋三自民党総裁の笑顔がごく短い時…
「 中国の脅威を前に国防軍の必要性 」
『週刊新潮』 日本ルネッサンス 2012年12月6日号 第537回 12月16日の衆議院選挙は、日本周辺に押し寄せる危機に、自主独立国としての日本が如何に対処するか、その基本方針を問う選挙であってほしい。各政党は経済やエネルギー問題とともに、わが国の国防体制の脆弱性を是正する方途を語らなければならない。しかし、民主党も一部メディアも自民党と安倍晋三総裁の「国防軍創設」論への批判を強めながら…
「 再選後初の外遊先をタイ、ミャンマー、カンボジアとしたオバマ外交の真意 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年12月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 963 再選されたオバマ大統領がタイ、ミャンマー、カンボジアの三カ国を、再選後初の外遊先として選んだことの意味を考えてみる。 新聞には大統領がアウンサン・スーチー氏の肩を抱いて微笑する写真が掲載され、この一葉の写真そのものが非常に大きな政治的メッセージとなった。それはオバマ政権は二期目も、ア…













