「 情報と力こそISILへの対処策だ 」
『週刊新潮』 2015年2月12日号 日本ルネッサンス 第642回 日本人2人を殺害したISIL(イスラム国)は「(日本の)国民がどこにいようとも虐殺をもたらす」と脅迫した。 この許し難い犯罪に関して2月3日、「朝日新聞」は社説で「『イスラム国と闘う周辺各国に支援する』という首相の表現は適切だったか、綿密に検証されるべきだろう」と、日本政府に責任があるかのような書き振りだが、的外れで…
「 危機に弱く役に立たない政府機関 対外情報機関の設置が急務 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年2月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1070 オレンジ色の囚人服をまとい、鎖と手錠で拘束された後藤健二さんが、1月24日午後11時すぎには殺害されたとみられる湯川遥菜さんの写真を、27日夜にはイスラム国に捕らわれているヨルダン人パイロットの写真を両手に持たされ、メッセージを発信させられた。 29日午前段階でのイスラム国の要求は、後藤さん…
「 報道精神の対極にある朝日の体質 」
『週刊新潮』 2015年2月5日号 日本ルネッサンス 第641回 「朝日新聞」の記者有志が『朝日新聞 日本型組織の崩壊』(文春新書)を上梓した。有志記者らは、朝日の一連の不祥事を批判した競合紙や雑誌についてこう書いている。 「朝日新聞社を内部から観察していると、『反日』『左翼』といった右派陣営からの紋切り型の批判は、まったく的外れだ」「朝日の不祥事の原因は左翼的イデオロギーのせいだ、…
「 イスラム国が日本人殺害予告 事件が問う日本国の“根本” 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年1月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1069 1月20日に発生したイスラム国による日本人殺害予告と2億ドル支払い要求が私たちに突き付けたことの本質を考えてみたい。小欄が皆さんの目に留まるころには、事件は何らかの形で決着している可能性が高いが、事件が問うているのは、安倍晋三首相は第2の福田赳夫首相になるのかという点である。日本国の根本が問われ…
「 誤解に満ちた「米議会調査局」報告 」
『週刊新潮』 2015年1月29日号 日本ルネッサンス 第640回 日本の情報発信力が問われている中、1月13日に米議会調査局が日米関係に関する報告書を発表した。日米関係の重要性を強調してはいるが、驚くべきは、慰安婦問題、靖国参拝問題をはじめとするいわゆる歴史問題に関して、全面的に中韓両国の側に立った主張が書き込まれており、日本の情報発信戦略が如何に機能していないかが見てとれる。 報…
「 仏週刊紙襲撃事件で世界が団結でもお寒い日中韓の「言論の自由」 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年1月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1068 イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載したフランスの政治週刊紙「シャルリー・エブド」をめぐる言論、表現の自由の戦いの激しさに、私たちは何を読み取るべきだろうか。 事件は1月7日に発生。シャルリー・エブド襲撃で風刺画家5人を含むジャーナリスト8人、全体で12人が殺害された。 11…
「 外交も戦争も全て情報戦が決める 」
『週刊新潮』 2015年1月22日号 日本ルネッサンス 第639回 お正月休みを利用して、以前からじっくり読みたいと思っていた本を読んだ。米国政治学会会長や米国歴史学会会長を歴任し、1948年に74歳で亡くなったチャールズ・A・ビーアドの・President Roosevelt and the Coming of the War, 1941・(邦訳『ルーズベルトの責任 日米戦争はなぜ始まっ…
「 「南京事件」で米国を“洗脳”する習近平政権の邪悪な政治的意図 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年1月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1067 1月8日の「産経新聞」が1面で南京事件に関連して、「40万人虐殺」説を伝えた。 これは米国で現在使用されている公立高校の教科書の記述だという。大手の「マグロウヒル」による同教科書には「日本軍は2カ月にわたって7千人の女性を強姦」「日本兵の銃剣で40万人の中国人が命を失った」などと記述されて…
「 中国の脅威による「変化」は日本の好機 」
『週刊新潮』 2015年1月15日号 「日本ルネッサンス」 第638回 昨年暮れ、シンクタンク「国家基本問題研究所」の主催で「戦後70年――国際政治の地殻変動にどう対処するか」と題したシンポジウムを行った。日米中印4か国の論者が参加する予定だったが、前夜祭前日の夜中、突然、中国から出席を見合わせるとのメールが入った。 さまざまな見方が可能だが、何が起きたのかについては推測の域を出ない…
「 15年は安倍政権にとって重要な年 憲法改正に向けた議論の本格化を 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年1月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1066 安倍政権と日本にとって、2015年は極めて重要な年だ。14年末に発足した第3次政権の抱負として、安倍晋三首相は「強く誇りある日本」をつくり、「戦後以来の大改革」に「全身全霊を傾ける」決意を表明した。多くの国民が願ってきたことを明言化した決意表明は心強かった。 なぜ、強い日本が必要か。14…













