「 韓国元首相の厳しい歴史批判 横行する歴史の捏造と歪曲 日本に必要なのは情報外交力 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年6月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 597 約2ヵ月ぶりに韓国を訪れたが、この国にはいつも驚かされる。お会いした金鍾泌(キムジョンピル)元首相が、日本の歴史を次のように難詰したのだ。 「日本は南京で30万人を虐殺した。その事実がなかったとは言わせない」と。 上の前段として、靖国神社参拝問題があった。 「A級戦犯を合祀する神社に…
「 反盧武鉉・新保守勢力の台頭 」
『週刊新潮』 '05年5月19日号 日本ルネッサンス 第165回 急進的な左翼革命に邁進してきた韓国の盧武鉉政権に、国民の側から強烈な反発が出始めている。ひとつは4月末の補欠選挙であり、もうひとつは、静かに広がる若い世代の反盧武鉉の傾向だ。 4月30日の補欠選挙完敗で、盧武鉉政権は国会での過半数の議席を維持出来なくなった。その惨敗はすでに報じられているが、詳細を見ると、与党ウリ党にとって…
「 居直る北朝鮮との対話は無理 国民大集会に溢れていた経済制裁発動への強い要求 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年5月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 591 4月24日の日曜日、東京の日比谷公会堂には人が溢れていた。拉致問題解決のために北朝鮮に経済制裁を発動せよと要求する国民大集会が開かれたのだ。定員2,000人の会場に6,000人が詰めかけ、会場に入り切れない人びとのために急きょ、第二会場が設置された。 拉致問題の解決を求める国民大集会は、これ…
「 米国の力を借りて『竹島』を自国の領土としたい韓国の昔も今も変わらないその手法 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年4月9日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 587 3月20日にソウルを訪れた米国務長官、コンドリーザ・ライス氏に、盧武鉉(ノムヒョン)・韓国大統領は予定の時間を過ぎても熱心に、竹島[独島(トクト)]の領有権問題を語った。歴史的、地勢的にそれは韓国の領土であり、日本の主張がいかに間違っているかを説明し、米国が韓国の側に立つようにと事実上、要…
「 『竹島』領有権を検証する 」
『週刊新潮』 '05年4月7日号 日本ルネッサンス 拡大版 第160回 特集 続「韓国」最新レポート (後編) 韓国の盧武鉉大統領が、日韓関係は「もはやこれ以上看過出来ない事態に至った」として力んでいる。 3月23日に発表した「国民に捧げる一文」の中で、同大統領は小泉純一郎首相の靖國神社参拝、島根県による竹島の日の制定、4月に予定されている歴史教科書検定結果の発表などに触れて、「侵略…
「 『暴走』盧大統領のライバル『ソウル市長』に聞く 」
『週刊新潮』'05年3月31日号 日本ルネッサンス 第159回 続「韓国」最新レポート (中編) 多くの人がソウル市長の李明博(イミョンバク)氏(63)を「コリアンドリームを体現した男」と呼ぶ。また、少なからぬ人々が氏を「次期大統領の有力候補」とも呼ぶ。 盧武鉉(ノムヒョン)政権の打ち出す親北朝鮮左翼的政策と、同政権に翻弄され続けている感のある野党ハンナラ党の勢力関係は容易に定まらない…
「 『盧武鉉』 反日賠償 『3.1演説』 を読み解く 」
『週刊新潮』 '05年3月24日号 日本ルネッサンス 拡大版 第158回 特集 続「韓国」最新レポート (前編) 今年は日韓両国の友情年だという。しかし、両国関係の現状は友情年とは程遠い。3月1日の独立運動記念式典での盧武鉉大統領の演説は、その大部分が日本への批判だった。大統領はまず、式典に先がけて独立記念館を訪れ「今日我々が何をなすべきかを深く考えた」と述べている。独立記念館には…
「 増大する中国の脅威に対して日米韓で対処すべきときに収まらない韓国の反日感情 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年3月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 584 韓国の新聞「中央日報」の2004年9月の世論調査によると、韓国人のいちばん嫌いな国は日本で41%、次が米国で24.3%だった。興味深いことに、最も見ならわなければならない国も、これまた日本で32.8%。米国の14.3%、中国の9.7%を大きく上回っている。さらにおもしろいのは、最も警戒し…
「 北朝鮮の脅しは驚くに値せず 今、拉致問題を名目に制裁をしておくべきこれだけの理由 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年3月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 582 北朝鮮の金正日総書記が、2月21日の中国の王家瑞(ワンチアロイ)・中国共産党対外連絡部長との会談で、「条件が成熟すればいつでも六ヵ国協議の席に着く。われわれは六ヵ国協議に反対しておらず、離脱することなどなおさらない」と述べたそうだ。2月10日に、六ヵ国協議への参加を「無期限に中断する」とおど…
「 元左翼学生が開く韓国の将来 」
『週刊新潮』 '05年3月3日号 日本ルネッサンス 第155回 韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は、大統領選挙のときに額のシワ取り手術をした。最近は二重瞼の手術を受けた。医療上の必要性があったとも報じられたが、額の手術と合わせて考えれば、外見をよくしたいとの思いもあったと思われる。政治家が容貌を気にするのは珍しくない。金大中前大統領は公けの場に姿をみせるとき、往々にして厚化粧を施していた…