「 冷静さと勇気で中国を圧倒する時だ 」
『週刊新潮』 2025年11月27日号 日本ルネッサンス 第1173回 対中外交でわが国は歴史的な局面にある。拙著『親中派80年の嘘』(産経新聞出版)で明らかにしたように、わが国は中国に屈服し続けてきた。それを変えたのが安倍晋三総理だった。高市早苗首相は今、中国と真に対等な外交に入れるか否かの岐路にあり、冷静な判断と位負けしない勇気が必要だ。 11月7日、衆議院予算委員会で、高市氏は…
「 財政政策に大変化か、高市国会論戦 」
『週刊新潮』 2025年11月20日号 日本ルネッサンス 第1172回 11月7日、衆議院予算委員会が始まった。論戦でまず注目したのは高市早苗首相の「単年度のプライマリー・バランス(PB)という考え方は取り下げる。数年単位でバランスを確認する方向に見直すことを検討している」との答弁だ。わが国の財政の健全性を、財政が赤字に陥っているか否かによって1年毎にチェックするのが財務省の考え方だ。その…
「 高市首相への期待、只管強い国づくり 」
『週刊新潮』 2025年11月13日号 日本ルネッサンス 第1171回 首相就任からわずか10日余り、高市早苗氏は怒涛の外交日程を見事に乗り切った。地位が人物を創るというが、高市氏は日米、日中の首脳会談をはじめ、国際舞台で予想を超える宰相振りを発揮した。 韓国・慶州での習近平中国国家主席との会談では、高市氏は言うべきこと全てを言った。尖閣諸島海域への中国海警局艦船の侵入、レアアースの…
「 高市外交、安倍総理の遺産で高評価 」
『週刊新潮』 2025年11月6日号 日本ルネッサンス 第1170回 政治は指導者によってここまで急変するものなのだ。高市早苗氏が大きな風を起こした。10月27日、『日本経済新聞』は1面トップで「高市内閣 支持74%」、「現役世代が回帰」の見出しを掲げた。18歳から39歳の人々の支持は81%に達し、石破茂氏への支持の2倍以上だった。40代と50代が82%、60歳以上が66%だ。自民党支持率…
「 新首相、困難に抗し、風を受けて翔べ 」
『週刊新潮』 2025年10月30日号 日本ルネッサンス 第1169回 日本初の女性内閣総理大臣となる高市早苗氏の次なる最大の課題はトランプ米大統領との首脳会談だ。 石破茂首相も赤澤亮正経済再生担当大臣もトランプ氏の米国には戦々恐々だった。わが国の国益を守ると言いながら、関税協議では諸国でわが国だけが80兆円の巨額資金をトランプ氏の指示に従って投資するという信じ難い合意をしてしまった…












