櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 『これから30年間』米中摩擦の深まりを印象づける首脳会談 」

2011年01月」の検索結果: 9
2011.01.29 (土)

「 『これから30年間』米中摩擦の深まりを印象づける首脳会談 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年1月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 872 1月18日、中国の胡錦濤国家主席が国賓として米国を訪れた。翌朝の公式歓迎式典でオバマ大統領は、「一人ひとりに人類普遍の人権が認められ、すべての国家がその権利と責任を固く守るとき、社会は調和し、国家は成功し、世界に正義が通用することを歴史は示している」と述べて、人権問題を取り上げた。 続いて挨…

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2011.01.27 (木)

「 いま見直せ、日本の異常な国防体制 」

『週刊新潮』 2011年1月27日号 日本ルネッサンス 第445回 1月14日、菅直人首相は内閣改造を行い、「社会保障制度の抜本的見直しと税制改革」を行う方針を明らかにした。しかし、膨張する隣国中国の力を認識すれば、いまこそ国防の根本的な見直しが必要である。 日本の国防体制、防衛省と自衛隊の在り方の何が問題なのか。シンクタンク「国家基本問題研究所」で色摩力夫(しかまりきお)氏を招いて聞いた…

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2011.01.22 (土)

「 中国とよい関係を築く方法は侵略されない軍事力を持つこと 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年1月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 871 1月7日、北京入りした米国防長官のロバート・ゲーツ氏に見せつけるかのように、中国人民解放軍が、彼らの誇るステルス戦闘機「殲(セン)20」のテストフライトを行った。レーダーにとらえられないステルス戦闘機を配備しているのは、世界で米国だけであり、中国が「殲」の開発を完了したのであれば、中国の軍事力は…

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2011.01.20 (木)

「 これが中国の『領土略奪』常套手段だ 」

『週刊新潮』 2011年1月20日号 日本ルネッサンス 第444回 昨年12月、水資源、領土、貿易不均衡など難問山積の中印関係を観察する貴重な現場に立ち会った。シンクタンク国家基本問題研究所(国基研)とインドのシンクタンク、インド世界問題評議会(ICWA)との意見交換のためにニューデリーを訪れたのだ。私たちの訪問は、中国の温家宝首相のインド訪問と時期が重なり、ざわめくような状況で進行した中印外…

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2011.01.15 (土)

「 財政再建の方向をしっかり確立するのが首相の責任だ 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年1月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 870 年初の財界首脳らの発言に納得がいった。セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長は、政府からは有効な景気対策はなにも出てこないとの前提で個々の企業はこの1年に備えていると語り、新日本製鐵の三村明夫会長は、今年の景気の厳しさを強調した。 およそ企業のトップは皆、民主党政権の経済、景気政策にいか…

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2011.01.13 (木)

「 国民に知ってほしい陛下の祈り 」

『週刊新潮』 2011年1月13日 日本ルネッサンス 第443回 短い正月休みだったが、今年の歳旦祭(さいたんさい)はとりわけ心にしみた。 毎年大晦日から元旦にかけて、私は近くの神社に足繁く通う。まず大晦日の夕方の大祓式で、絹の袍(ほう)(大袖の上着)と袴、いずれも純白の装束に身を包んだ宮司さまに一年間の罪と穢を祓い除いていただき、新年に備える。今年もまた、多勢が集った赤坂氷川神社で、顔見知…

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2011.01.08 (土)

「 インドを訪問して実感した中国の膨張路線のすさまじさ  」

『週刊ダイヤモンド』  2011年1月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 869 民主党政権の下での政治漂流の2010年が終わり、新しい年になった。11年を日本再生の年にしなければならない。その第一歩は、激化するアジアの覇権争いのなかで、とにもかくにも間違った方向に行かないことだ。鳩山由紀夫、菅直人、仙谷由人各氏に見られた方向違いの外交に走らないのはむろん、アジアの地政学を見詰めて…

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2011.01.06 (木)

「 日本の生き残る道 」

刮目せよ 激動の2011年 日本の生き残る道 『週刊新潮』 2010年12月30日・2011年1月6日合併号 日本ルネッサンス・拡大版 第442回 惰眠を貪る日本の政治とは対照的に、国際社会は諸国が戦略を練り、素早い判断で行動しなければ食い潰されてしまう覇権争いの時代を迎えている。とりわけアジアでは中国、インド間で国益をかけた熾烈な駆け引きが展開されるだろう。それは、以降100年間の世…

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2011.01.01 (土)

「 優位な対潜能力に自信を持ち尖閣諸島の実効支配を高めよ 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年12月25日・2011年1月1日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 868 12月11日未明に沖縄県石垣市の市議会議員2人が尖閣諸島の南小島に上陸した。石垣市は尖閣諸島を直接、所管する立場にあり、かねて固定資産税などの評価のために上陸して調査したいと、国に申し入れていた。 それはもっともな理由だが、真の理由は日本の領土領海を侵す中国の主権侵害…

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