櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2026.06.11 (木)

「 習近平の思い込みが世界の脅威だ 」

『週刊新潮』 2026年6月11日号 日本ルネッサンス 第1198回 「どす黒いまでの孤独」 自民党副総裁の麻生太郎氏は自身の首相時代を振りかえり、当時の心境をこのように描写した。指導者は孤独である。国家の全責任を一身に負い、国民、国家を守らなければならない。その責任はどす黒いまでの孤独と対だったというのだ。 今、世界を統べる筆頭はトランプ米大統領と習近平中国国家主席だ。尋常な…

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2026.06.04 (木)

「 中国の歴史戦は本気だ、心して戦え 」

『週刊新潮』 2026年6月4日号 日本ルネッサンス 第1197回 5月14、15日の米中首脳会談、直後の20日には中露首脳会談。両会談の基調は、習近平国家主席の高市早苗首相と頼清徳台湾総統への敵愾心だった。 トランプ米大統領との会談で習氏は高市、頼両氏が地域の平和を脅かすとして、両氏を支援しないよう迫ったと、「読売新聞」が5月24日の1面トップで報じた。これは北京からワシントンに戻…

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2026.05.28 (木)

「 中国優位の決めつけは時期尚早だ 」

『週刊新潮』 2026年5月28日号 日本ルネッサンス 第1196回 5月13~15日のトランプ米大統領の中国訪問は双方が「安定」を強調して終わった。イラン戦争に決着をつけられないトランプ氏も、深刻な経済不況から回復できない習近平国家主席も、国力再構築の時間稼ぎのために新たな対立を回避する道を選んだと言ってよい。 14日、大々的な歓迎式典で、習氏はゆったりした足取りでトランプ氏を人民…

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2026.05.21 (木)

「 日本こそ中堅国家群を率いる時 」

『週刊新潮』 2026年5月21日号 日本ルネッサンス 第1195回 トランプ米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談を眼前にして、米紙ニューヨークタイムズ(NYT)が5月9・11日の1面で中国の米国観を紹介した。イラン戦争で武器装備を大幅に消耗した米国の台湾防御の能力に、中国が公に疑問を呈し始めたというのだ。 NYTは「中国の軍事、地政学の専門家らは、イラン戦争は米国の弾薬備蓄の消費…

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2026.05.14 (木)

「 核論議なき安保政策論はもはや無意味 」

『週刊新潮』 2026年5月7・14日合併号 日本ルネッサンス 第1194回 知っている人は知っている話なのだが、約4年前、人類は第三の「広島の悲劇」に直面するかもしれない危機の中にあった。 2022年9月のことだ。その年の2月にウクライナを侵略したプーチン大統領のロシア軍は、ウクライナ東部のハルキウ州を占領した。ウクライナは予想外の力を発揮してキーウから反撃を開始し、精鋭の機甲部隊…

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