櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2002.01.07 (月)

「 不審船への対応で見えてきた日本の主権国家としての自立 」

『週刊ダイヤモンド』 2002年1月12日号 オピニオン縦横無尽 第428回 日本はようやくトラウマから脱皮できるのか。そんなことを感じさせられたのが暮れの22日、奄美大島沖で発生した不審船事件での日本側の対応だった。 自国の排他的経済水域や領海内で不審船を発見した場合に、韓国や中国や米国やその他の国々が通常とると思われる行動を日本もとったのが、今回の事件である。どの国も、不審船を発見すれば…

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2001.12.27 (木)

「 小泉首相よ、ベートーヴェンになれ 」

『週刊新潮』 2002年1月3・10日号 日本ルネッサンス 第1回 この冬もまた「第九」の季節がやってきた。歌えば高揚するあの詩。大正6年の初演から、ベートーヴェンの生地ドイツも含めて、日本ほど第九を演奏する国はおそらく他にはないだろう。 それにしても、ベートーヴェンが第九の最終楽章に組み入れた「歓喜の歌」、シラーの詩はフランス大革命の自由、平等、友愛を誇らかに謳いあげ、人間の尊厳を賛美し、…

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2001.12.22 (土)

「 批判者を排除する老年医学会が担う医療の混乱とムダを憂う 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年12月29日・2002年1月5日 新春合併号 オピニオン縦横無尽 第427回 私にとって今年の収穫のひとつは、40歳になったかならずの優秀な精神科医和田秀樹さんに出遭ったことだ。『日本の病正常な国への処方箋』という共著も出した。氏の問題提起の鋭さは私の問題意識にも火をつけてくれた。 和田さんは高齢者の心にとりわけ関心を抱いており、世界でも飛び抜けて高齢化してい…

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2001.12.17 (月)

「 対テロ対策外交でのプーチンロシア大統領の見事な手腕 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年12月22日号 オピニオン縦横無尽 第426回 米国を襲ったテロ攻撃からちょうど3ヵ月の12月11日、攻撃の主謀者とされるウサマ・ビンラディンのテロ組織「アルカイダ」が投降に同意した。投降部隊の規模や、ビンラディンの所在は不明ながら、アルカイダの潰滅が近づいているのが見えてくる。 ブッシュ大統領が「新しい戦争」と呼んだこの戦いは、そのネーミングにもかかわらず、…

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2001.12.10 (月)

「 内親王ご誕生で改めて感じた文化歴史を伝える言葉の大切さ 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年12月15日号 オピニオン縦横無尽 第425回 「ローマの休日」は、なぜあれほど、愛され続けるのか。「神がお遣(つか)わしになった最も美しい天使」(エリザベス・テーラー)のようなヘプバーンの笑顔のゆえか、魅力的なグレゴリー・ペック演ずる特派員生活への憧れのゆえか。 理由はこの両方に加えて、ヘプバーンの演ずる主役がユア・ロイヤル・ハイネスと呼ばれる立場、つまり皇…

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