「日本を歴史の加害者とするためか 原書の一部を割愛した岩波文庫の訳書」
『週刊ダイヤモンド』 2009年1月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 772 64年前の1945年、広島、長崎に原爆が投下され、日本が瀕死状態にあったとき、「朝日新聞」は8月14日の社説でこう書いた。 「すでに幾多の同胞は戦災者となっても、その闘魂は微動だもせず、いかに敵が焦慮の新戦術を実施しようとも、一億の信念の凝り固まった火の玉を消すことはできない」 一方で、日本政府内…
「日中戦争、日本より中国に戦意」
『週刊新潮』’09年1月15日号 日本ルネッサンス 第345回 日本の政治的不安定を嘲笑するかのように、中国政府は、1月4日東シナ海のガス田「樫」(中国名・天外天)の掘削は「中国固有の主権の行使」と宣言した。また、昨年末には、東シナ海においては「実効支配」こそ必要で、「今後、同海域の管轄を強化する」と発表した。 いま、どんな強硬策をとっても、政治的混乱の続く日本は手も足も出せないと、中国政府…
「兵力の支えなき外交では正しい主張も敗北を免れない」
週刊ダイヤモンド』 2008年1月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 771 2009年は日本にとって覚悟の年になる。日本の浮沈をかけた懸命の改革が必要な年だ。まともな独立国として、まともな外交政策を推進できない場合に日本が直面する事態を、潮匡人氏が『やがて日本は世界で「80番目」の国に堕ちる』(PHP研究所)にまとめた。 元航空自衛隊員の氏の、具体例に支えられた分析には強…
「小泉元首相は"拉致問題"で1兆円支払いを"密約"していた!」
『週刊新潮』’09年1月1・8日号 日本ルネッサンス・拡大版 第344回 「2002年9月17日、金正日が拉致を認めたのは、小泉政権から100億ドル(1ドル100円として1兆円)の支払いが約束されていたからです」 こう語るのは張哲賢氏だ。氏は、朝鮮労働党の対南工作機関である統一戦線部で働いていた。金正日の覚えもよく、北朝鮮の権力中枢の一員だった。だが、04年、韓国に亡命、以降、韓国の情報機関…
「手本となる先人に思いを馳せその学びを新しい年に生かしたい」
週刊ダイヤモンド』 2008年12月27日・2009年1月3日新年合併特大号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 770 どの断面で見ても、2008年は激動の一年だった。だが、危機は好機だ。すなわち、気概と心構えのある人にとっては、チャンスの年である。 にもかかわらず、日本のリーダーは好機を活用できていない。衆参両院のねじれ状態や政治の不安定ゆえだという解釈も成り立つ。しかし、それは…













