「 米外交は親中路線に変質するか 」
『週刊新潮』 2013年4月25日号 日本ルネッサンス 第555回 4月15日、東京砂防会館で開かれたシンクタンク「国家基本問題研究所(国基研)」主催の月例研究会は人で溢れていた。論者は国基研副理事長の田久保忠衛氏、同企画委員で産経新聞特別記者の湯浅博氏、米国で長年過ごした前民主党衆議院議員の北神圭朗氏、それに私である。テーマは「米は変質するか―4月28日主権回復の日、日本の対処は」だっ…
「 五島列島に突如現れた中国船90隻 海上保安署の対処は2隻の小船 」
『週刊ダイヤモンド』 2013年4月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 982 宰相たる人物は、国益擁護のために常に全体像を見なければならない。例えば尖閣諸島の防衛においては中国の海洋戦略全体を見なければならない。 中国は習近平総書記の下で、海洋戦略を一新した。もともと中国には五龍と呼ばれる海洋権益防御の組織がある。国家海洋局による海洋の調査・管理をする「海監」…
「 保守の面目躍如、サッチャー氏の軌跡 」
『週刊新潮』 2013年4月18日号 日本ルネッサンス 第554回 元英国首相のマーガレット・サッチャー氏が4月8日、87歳で死去した。私は彼女の語る英語がとても好きだった。文節を明確に切るその語り方はいつも耳に心地よく響いた。党首討論で野党の批判に間髪を容れずに反論する姿も小気味よかった。彼女の言葉は、主張を貫く論理と確信、理性的でありながら熱く迸る情熱ゆえに一層魅力的に響いた。…
「 日本人に生まれたことを幸せと感じられた光景 」
『週刊ダイヤモンド』 2013年4月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 981 3月28日、熊本県菊池市を訪れた。美しく平和な佇まいの中、あちらにもこちらにも驚くほど多くの桜の森があった。 津々浦々、日本には本当に多くの桜の名所がある。けれど、菊池にはとりわけ心引かれる美しさがあり、昔からの日本人の素朴な心の温かさが今に伝えられている気がした。 菊池では毎…
「 不都合な歴史を消す、中国式記憶喪失 」
『週刊新潮』 2013年4月11日号 日本ルネッサンス 第553回 4月2日付の「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙に、北京の作家、閻連科氏が「中国政府が仕掛ける記憶喪失」と題して長大な論文を寄稿した。 内容は、中国政府が歴史や事実の書き替えに総力で取り組み、中国人に記憶喪失を引き起こしているという批判である。中国共産党による事実の捏造や歴史の書き替えで、はかりしれない害…













