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「 チベット人に切実な法王後継者問題 中国共産党から仏教を守り通せるか 」

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2019.02.23 (土)

「 チベット人に切実な法王後継者問題 中国共産党から仏教を守り通せるか 」

『週刊ダイヤモンド』 2019年2月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1268  米議会は昨年10月、超党派で「中国に関する議会・行政府委員会の年次報告書」を発表、中国共産党政府の少数民族弾圧は、「人道に対する罪」だと明記した。時効のない、最も厳しく追及されるべき犯罪という意味だ。 同報告書は新疆ウイグル自治区を焦点としたが、チベットも同じである。中国政府のチベット弾…

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2019.02.21 (木)

「 こんなに違う皇室と清朝帝室の姿 」

『週刊新潮』 2019年2月21日号 日本ルネッサンス 第840回 加藤康男氏の『ラストエンペラーの私生活』(幻冬舎新書、以下『私生活』)は、私たちがいま「中国」と呼ぶあの大きな国を統治してきた権力者、彼らの価値観や倫理の、余りにも日本と異なる実態を描いていて興味が尽きない。 日本の皇室、さらには社会の実権を握りながらも皇室を権威として敬う政界や経済界の日本人と、漢民族か否かを問わず…

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2019.02.16 (土)

「 柔軟路線へ移行する米国の対北朝鮮政策 日本にとっても朝鮮半島外交は正念場だ 」

『週刊ダイヤモンド』 2019年2月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1267  トランプ米政権の北朝鮮担当特別代表、ステファン・ビーガン氏が、その職に就いて5カ月、初めて公式の場で講演した。 1月31日、スタンフォード大学での講演で明確になったのは、トランプ政権の対北朝鮮政策の進め方が変わるということだ。一口にいえば、北朝鮮が核廃棄を明確な形で成し遂げない限り見…

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2019.02.14 (木)

「 米国は貫徹できるか、厳しい対中政策 」

『週刊新潮』 2019年2月14日号 日本ルネッサンス 第839回 2日間にわたる米中閣僚級貿易協議が終わった1月31日、トランプ米大統領は中国代表団を率いる劉鶴副首相と会談した。トランプ氏は、「極めて大きな進展があった」とし、中国が米国の大豆500万トンの輸入を約束したことについて「アメリカの農家がとても喜ぶだろう」と上機嫌で語った。 中国による大量のオピオイド系鎮静剤、フェンタニ…

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2019.02.09 (土)

「 脆くも崩れ去りかねない日露外交 河井発言は軽率のそしりを免れない 」

『週刊ダイヤモンド』 2019年2月9日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1266  この一言で元々脆い日露交渉が積木崩しのようになっていくかもしれない。そう感じたのが自民党総裁外交特別補佐、河井克行氏の発言だ。 氏は1月8日、米ワシントンの政策研究機関で「中国に対抗するため」日露平和条約が必要で、同条約締結に米国の理解を求める旨、語ったという。 安倍晋三首相は、米国…

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2019.02.07 (木)

「 月を独り占め、中国が始める宇宙戦争 」

『週刊新潮』 2019年2月7日号 日本ルネッサンス 第838回 都会の真ん中に住んでいても美しい月に見とれる夜がある。38万キロ離れた地球から眺める月は、欠けていても満ちていても冴え冴えと美しい。満月のとき、目を細めてじっと見れば、平凡な言い方だが、そこには明らかにうさぎがいる。 いまその月面で人工物がひとつ走り回っている。中国の探査車「玉兎」である。 1月3日、中国の月探査…

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2019.02.02 (土)

「 対露外交は希望的観測を持つことなく厳しい要素を過小評価しないのが大事だ 」

『週刊ダイヤモンド』 2019年2月2日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1265  「心配が現実になった」と感じた日露首脳会談だった。1月22日、日本時間の夜8時45分から小1時間遅れで始まった日露首脳会談は、約3時間続いた。 その後、安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン大統領の共同記者会見が行われたが、中継画像で両首脳が会見場に入った姿と表情から不首尾は瞬時に見てとれた…

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2019.01.31 (木)

「 原発輸出を助け、技術を継承せよ 」

『週刊新潮』 2019年1月31日号 日本ルネッサンス 第837回 日本国の土台のあちこちが液状化し始めているのではないか。危惧すべきことの筆頭が中央省庁の官僚の劣化である。 厚生労働省の勤労統計調査が15年間も不適切に集計されていた。同統計は月例経済報告など政府の経済分析に関わる基幹統計で、雇用保険の失業給付もこれを基に算定される。それが2004(平成16)年以降ごまかされていたと…

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2019.01.26 (土)

「 法を無視する「力治」思想の国家に対し日本は力なき国である限り苦しい立場だ 」

『週刊ダイヤモンド』 2018年1月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1264  1月14日、河野太郎外相とロシアのラブロフ外相が、安倍・プーチン会談の前座としてモスクワで会った。ラブロフ氏の表情は硬く、視線は険しく、まるで領土返還への日本の期待を憎んでいるかのようだった。 ラブロフ氏は2004年の外相就任以来、河野氏を含め日本の外相11人と協議してきたベテランである…

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2019.01.24 (木)

「 現在革命続行中、文在寅政権の異常さ 」

『週刊新潮』 2019年1月24日号 日本ルネッサンス 第836回 個人的な感想だが、韓国の文在寅大統領は「信用できない男」の典型ではないか。とりわけ1月10日、韓国大統領府で開かれた年頭の記者会見での発言や表情は、知的に耐えきれないものだった。 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に、日本の排他的経済水域(EEZ)内で、火器管制用レーダーを照射した問題でも、「朝鮮人戦時労働者問題」…

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