櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

暫定税率据え置きは公約への裏切り 雲散霧消する一般財源化問題

憲法」の検索結果: 15
2008.02.09 (土)

暫定税率据え置きは公約への裏切り 雲散霧消する一般財源化問題

『週刊ダイヤモンド』   2008年2月9日号  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 726 与党も野党も政治の要は「生活第一主義」の実現だと唱え、国会ではガソリンの暫定税率問題に焦点が絞られている。わかりやすく論じなければ、国民がついてこないという思いがあるのだろうが、きわめて限定的かつ単純化された問題提起は、あまりにも国民をバカにしているのではないか。 ガソリンの暫定税率問題は、小泉純…

→続きを読む

2007.05.31 (木)

「 もっと闊達にしたい改憲論議 」

週刊『週刊新潮』 2007年5月31日号 日本ルネッサンス 第265回 憲法改正の第一歩、「国民投票法」を読むと、改正案の発議には、衆議院では「議員100人以上」、参議院では「議員50人以上」の賛成が要件だと書かれている。各党が党毎にまとまると仮定しても、右の条件を満たすのは、自民党と民主党にとどまる。公明党以下他の全政党は、改正案を発議出来ないのだ。 直ちに二つの疑問が湧く。これで…

→続きを読む

2007.05.24 (木)

「 憲法改正、偽の衣を捨て去る時 」

週刊『週刊新潮』 2007年5月24日号 日本ルネッサンス 第264回 5月14日、憲法改正の手続きを定める国民投票法が参議院で可決、成立した。現行憲法は改正のための条件を規定しているにもかかわらず、60年間も、改正を実施する法律がなかった。その法律上の空白が埋められ、憲法改正を党是とする自民党が、立法の不作為を克服して公党としての公約を果たせる体制を、漸く作ったのだ。自分の任期中に憲法…

→続きを読む

2007.03.31 (土)

「 憲法改正への道筋がついただけに惜しい国民投票法案が持つ2つの欠陥 」

『週刊ダイヤモンド』     2007年3月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 684 憲法改正の手続きを定める国民投票法案が、4月中旬に衆議院を通過する見通しとなった。安倍晋三首相が政権の最大の課題とする憲法改正への道筋が、これで一応、つくことになる。 与党は民主党との調整を断念したと報じられたが、民主党内は複雑だ。同党には、党の意見はかなり与党案に反映さ…

→続きを読む

2005.11.10 (木)

「 改憲では日本文明を反映せよ 」

『週刊新潮』 '05年11月10日号 日本ルネッサンス 第189回 憲法改正を党是に掲げて50年、自民党は10月28日、改正案を発表した。 懸案の9条は第2項を削除して「自衛軍」の保持を明確にした。 憲法を聖域化し、改正自体を悪としてきた護憲主義、日本のみに軍隊の保有を禁ずる異常性を打ち破る第一歩としての意味は大きい。その点において、自民党案を高く評価する。だが、前文を読んで愕然としな…

→続きを読む

このページのトップへ