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「 感情的反発に傾くNHKのオスプレイ報道 」

メディア」の検索結果: 29
2012.08.02 (木)

「 感情的反発に傾くNHKのオスプレイ報道 」

『週刊新潮』 2012年8月2日号 日本ルネッサンス 第520回 7月23日月曜日のNHK『ニュースウオッチ9』(以下、「9」)の米軍の新型輸送機オスプレイ報道はひどい内容だった。キャスターの大越健介氏の報道人としての見識を疑い、「9」そのものが、報道番組であることをやめてNHKの主張を展開する場へと変質したのではないかと感じた。 「9」の報道は、午前5時すぎの海上でオスプレイ積載の貨物船…

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2012.06.07 (木)

「 沖縄の二大紙が報じない県民の声 」

『週刊新潮』 2012年6月7日号 日本ルネッサンス 第512回 沖縄の二大紙、「琉球新報」と「沖縄タイムス」を幾十年か、記憶に定かでない程の年月、購読している。 感想を率直にいえば、両紙はもはや新聞ではないと思う。理由の第一は、両紙がまったく同じ記事を掲載することが少なからずあることだ。社説まで一言一句違わないという印象さえ抱いてしまう。手元の直近の紙面でいえば、第6回太平洋・島サミットの5…

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2011.11.26 (土)

「 中田宏前横浜市長はいかに『殺された』か 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年11月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 913 折に触れて取材をしてきた中田宏前横浜市長が『政治家の殺し方』(幻冬舎)を上梓した。いまさらではあるが多くのことが理解出来た。 中田氏とは、氏が市長選に出る前の国会議員時代からの知り合いである。日本の改革と国家基盤の強化という大テーマに基づいて、個々の問題の具体的解決策を勉強する20人前後の議員…

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2011.05.07 (土)

「 デンマークの鯨漁は認められ日本のイルカ漁が糾弾される理由 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年4月30日・5月7日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 885 東日本大震災で明らかになった最も深刻な問題点の一つが、いまさらではあるが、日本の情報力の欠如である。 情報力の基本は、(1)正確な情報の入手、(2)誤解を招かずわかりやすく伝える、(3)最速のタイミングを計る、に尽きる。今回の原発事故では、明らかに日本政府の情報力の弱さが被害拡大…

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2010.08.28 (土)

「 イルカ漁の映画『ザ・コーヴ』が日本に突きつける問題の深刻 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年8月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 851 和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米映画「ザ・コーヴ」(入り江)がアカデミー賞を受賞したのは今年3月だった。以来、内外で激しい論争が展開されている。 「隠し撮りだった」「事実誤認および捏造が多い」などの批判をよそに、映画を主導したイルカ保護活動家のリック・オバリー氏らは、今年秋、第二弾を…

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2009.07.16 (木)

特集 「 『集団自決に軍命はなかった』と口に出せない沖縄『言論封鎖社会』 」

『週刊新潮』 2009年7月16日号 日本ルネッサンス・拡大版 第370回 沖縄で生まれ育った上原正稔氏は、長年、沖縄戦を取材してきた。戦争という極限状況は、個々の人間の真の姿を、否応なく剥き出しにする。醜さとともに、至高の美しさも見せてくれる。その人間模様に魅せられて、上原氏は、ドキュメンタリー作家として戦争下の人間の行動を追ってきた。 沖縄戦の悲惨さが際立つ理由のひとつは…

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2009.03.14 (土)

「 民主党代表、小沢一郎氏の秘書逮捕でジャーナリストに求められる報道姿勢 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年3月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 780 3月3日、民主党代表、小沢一郎氏の公設第一秘書が逮捕された。準大手ゼネコンの西松建設が政治団体を介して行ってきた政治献金が、事実上の企業献金だった容疑である。これまでに小沢氏側に渡った西松建設の献金総額は約2億円に上ると報じられており、献金が合法的に授受されていたか否かが、これから、解明される…

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2008.12.11 (木)

「文民統制、曲解された日本の解釈」

『週刊新潮』’08年12月11日号 日本ルネッサンス 第341回 航空幕僚長の田母神俊雄氏が、民間企業主催の懸賞論文に応募し、世に発表した論文を咎められて更迭され、事実上退職させられた。 田母神氏退職前日の11月2日、『朝日新聞』社説は、「ぞっとする自衛官の暴走」の題を掲げ、田母神氏の主張は「一部の右派言論人らが好んで使う」「実証的データの乏しい」「身勝手な主張」と切り捨てた。 11月8日…

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2008.04.17 (木)

「北京五輪、日本こそ異議を唱えよ」

『週刊新潮』’08年4月17日号 日本ルネッサンス第309回 北京五輪聖火リレーの走者でフランスの元テニス・プレーヤー、アルノー・ディパスカル氏が、炎の消えたトーチを手に茫然と立ち尽くしている。なんと象徴的な映像だろうか。 ロンドンでは警官隊2,000名による警備が、度々破られた。パリ市当局は、ロンドンの二の舞を防ごうと、3,000名の警官を配置して、外国のVIPを迎えるのと同じ厳戒態勢で臨ん…

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2007.11.17 (土)

「 まだ十分に報じられていない小沢氏のメディア批判とその意味合いの重要性 」

『週刊ダイヤモンド』   2007年11月17日号  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 715  小沢一郎民主党代表が11月2日の辞任記者会見で語った内容のなかで、まだ十分に報じられていないのがメディア批判だ。非常に深刻な意味を持つこの問題提起は次のような内容だった。 「新聞・テレビの報道は明らかに報道機関の域を大きく逸脱している」「事実無根の報道が氾濫している」「ほとんどの報道機関が政府・…

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