2013年の書籍
迷わない
日頃、筆鋒鋭く国内外の諸問題に警鐘を鳴らすジャーナリストの櫻井よしこさん。数多の著作がある櫻井さんですが、本書はこれまでの著作とはチョット違います。自身の半生を振り返りながら、「仕事とは」「家族とは」「お金とは」「健康とは」「生と死とは」など、人生の中で避けては通れない諸問題について語ります。
櫻井さんの半生は、実に波乱万丈です。ベトナム・ハノイで生まれて終戦後に日本に引き揚げ。大分県中津、新潟県長岡での生活を経て、高校卒業後にはハワイ大学へ。彼の地での父親との葛藤、勘当を経て、日本へ帰国後には英字紙の助手として仕事をスタートさせ、TVキャスターに起用されたのは34歳のときでした。
16年間のキャスター時代の間も、ニュース原稿をめぐって、辞任覚悟で番組のデスクとの大喧嘩に代表される「大組織とフリーランス」の苦悩に直面したこともあります。また、プライベートでは結婚、そして離婚という大波も経験しました。
いまは103歳になる母親の介護のかたわら旺盛な活動を繰り広げる櫻井さんの生き方は、人生の節目節目で岐路に立つあなたの「これからの生き方」のヒントになるのではないでしょうか。
頁数 | 232 頁 | 出版社 | 文藝春秋 | 発売日 | 2013/12/20 |
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