2001.06.15 (金)
小泉内閣が特殊法人の改革に強い決意
小泉内閣が特殊法人の改革に強い決意を示しています。大賛成です。
でも、多くの人々は特殊法人と自分とは全く関係がないと思っていないでしょうか。特殊法人は一部の官僚が天下りや独占事業で利益を得ているよろしくない組織という程度に考えていないでしょうか。
実は、特殊法人は私たち全員と密接な関係があり、日本全体に大きなマイナスの影響を与えているのです。
全部で77もある特殊法人を支えているのは特別会計からのお金です。特別会計は、37種類もあり、予算とは別のお金の流れをつくっています。たとえば、日本全国を走る道路に関しては道路整備特別会計があります。ドライバーが払うガソリン税、自動車重量税、石油ガス税、軽油取引税、自動車取得税など、国民が払った税金を全てこの道路整備特別会計に入れます。
年金も郵便貯金も電源開発も各々独自の特別会計をもっていて、そこからのお金で運営しています。