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「 価値観を生かした高齢国のあり方 日本モデルとして普及させよう 」

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2012.02.11 (土)

「 価値観を生かした高齢国のあり方 日本モデルとして普及させよう 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年2月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 923 厚生労働省が1月30日に発表した「将来人口推計」では、日本の総人口は50年後の2060年に8,674万人になる。半世紀で人口が4,100万人以上減少する計算だが、これを「産経新聞」は関東の1都6県(人口約4,200万人)が消滅すると表現した。 この寂しい風景は、しかし、視点を変えればまったく変…

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2011.12.15 (木)

「 冷静な思考でTPPを国益に繋げよ 」

『週刊新潮』 2011年12月15日号 日本ルネッサンス 第489回 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関して、「TPP賛成派はバカか売国奴」(『WiLL』2012年1月号)などと、強烈な見出しが目につく。書籍の題名にも「間違いだらけ」「食い物にされる」「詐欺だ」などの言葉が躍る。 日本の国益を考えた憂国の想いゆえにこうした表現がなされるのであろう。しかし日本はいま大事な局面に立っている…

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2011.12.10 (土)

「 原発に高度な安全性を求めつつ いまこそ冷静に議論を深めたい 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年12月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 915 佐藤雄平福島県知事は11月30日、県内に立地している東京電力の原発10基すべてを廃炉にするよう要請すると発表した。福島第一原子力発電所の1号機から6号機のうち6号機、さらには第二原子力発電所は大地震と津波に耐え無事だった。だが、福島県は、すべての廃炉を求める。 一方、米国は新たな原発4基の建設…

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2011.12.03 (土)

「 アジア太平洋自由貿易圏への道 米国、中国、それとも日米が主導するか 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年12月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 914 アジア太平洋情勢がダイナミックに変化するなか、日本の命運は世界情勢を俯瞰して大戦略を考えることができるか否かにかかっている。私たちは大局に立たなければならない。 インドネシア・バリ島のヌサドゥアで11月19日に開催された東アジアサミット(EAS)は、米国の対中政策の新たな展開を強く印象づけた。 …

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2011.11.24 (木)

「 TPP、感情論を超えて討議せよ 」

『週刊新潮』 2011年11月24日号 日本ルネッサンス 第486回 野田佳彦首相が決断し、日本は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の参加に向けた協議に入った。決断に際して「優柔不断の野田」氏らしさを見せたものの、その決断を大いに評価する。 日本の態度表明後に、カナダ、メキシコも参加を表明し、フィリピンとパプアニューギニアも意欲を示したと報じられた。 TPPは、アジア太平洋経済協力会議(…

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2011.10.22 (土)

「 TPP参加で世界に打って出て日本の農業の未来を開け 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年10月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 908 野田佳彦首相は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加の結論を出す構えだ。民主党内の反TPP議員らは牽制するが、彼らの主張を見事に論破したのが、浅川芳裕氏の『日本の農業が必ず復活する45の理由』(文藝春秋)である。 氏はこれまでにも日本農業には…

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2011.09.29 (木)

「 原発抜きで日本は生き残れるのか 」

『週刊新潮』 2011年9月29日号 日本ルネッサンス 第478回 福島県川内村の遠藤雄幸村長は、9月13日からの村議会で、来年3月を目標に全村民を村に戻す計画を発表した。村民は約3,000名、内2,800人が避難生活中だ。野田政権では、細野豪志原発事故担当相が、「(除染を)すべての避難区域の市町村で行いたい。特に避難している人が多い地域は、国が前面に出る」「福島の将来は除染が進むかにかかって…

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2011.09.15 (木)

「 東日本復興と防災インフラを急げ 」

『週刊新潮』 2011年9月15日号 日本ルネッサンス 第476回 「次の方、野田氏どうぞ」という見出しの社説がインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に掲載された。首相がクルクル代わる日本の政治を突き放した視線で書いたものだが、野田佳彦首相の直面する課題は生半可ではなく、党内融和人事で身内同士が傷をなめ合う暇はない。外交、安全保障は元より東日本の復興を急がなければならない。 とりわけ、…

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2011.08.27 (土)

「 現状維持策では日本は衰退する 開かれた体制で自立心を養いたい 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年8月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 900回記念拡大版 7月30日の英「エコノミスト」が財政・経済問題を解決出来ない米国のオバマ大統領とドイツのメルケル首相の着物姿の風刺絵を載せ、「日本人になる(Turning Japanese)」と皮肉った。「西側社会における恐るべきリーダーシップの不在、しかし、どこかで見たような……」という副題には、日…

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2011.02.10 (木)

「 家族解体の民主党・男女共同参画 」

『週刊新潮』 2011年2月10日号 日本ルネッサンス 第447回 1月22日、自民党本部で第3次男女共同参画基本計画について考える政策勉強会があった。立ち見が出る盛況振りで、聴衆の圧倒的多数は20代、30代の男女だった。 なぜいま男女共同参画問題なのか。菅民主党内閣が昨年12月17日に閣議決定した「第3次男女共同参画基本計画」は2011年度から5年間、わが国の基本方針となるが、その内容が余…

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