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「 沖縄統一地方選で見えてきた県内世論の微妙な変化 」

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2014.09.20 (土)

「 沖縄統一地方選で見えてきた県内世論の微妙な変化 」

『週刊ダイヤモンド』   2014年9月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1051 9月7日、沖縄県統一地方選挙が行われた。注目の名護市議会議員選挙では、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する革新系市議が定数27のうち14議席を占めた。2議席の公明党を加えると反対勢力は計16、11にとどまった移設に賛成の保守陣営が敗北した。 同市の稲嶺進市長も強固な反対論者、議…

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2014.06.19 (木)

「 日本こそ学べ、騙しを旨とする孫子の兵法 」

『週刊新潮』 2014年6月19日号 日本ルネッサンス 第611回 中国の脅威に対処すべく、その行動と意図をどう読み解くかについて、日本の見方は常に大きく二分されてきた。中国の発する言葉に焦点をあてて、その行動の背景を解説し、中国の「蛮行」にもそれなりの理由があるとする、いわゆる親中的な見方と、中国の行動に焦点をあてて、その言葉との乖離に疑問を呈する見方である。 どちらの見方に立つに…

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2014.05.22 (木)

「 中国の対越蛮行でアジアは新局面へ 」

『週刊新潮』 2014年5月22日号 日本ルネッサンス 第607回 中国の正体見たり。 国際社会はそのように考え始めたはずだ。オバマ大統領が、中国と領土領海問題を抱える日本、韓国、マレーシア、フィリピンへの歴訪を終えた途端に、中国は南シナ海パラセル諸島海域でベトナムの権益を一方的に侵す蛮行に及んだ。 2年前に完成させた深海用の巨大掘削装置は中国石油開発の戦略的武器と呼ばれ、建造…

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2014.03.27 (木)

「 中国に、早期潜水艦増加で対処せよ 」

『週刊新潮』 2014年3月27日号 日本ルネッサンス 第600回 3月13日、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が9日間の日程を終えて閉幕した。時代に逆行する習近平国家主席への権力集中と、前代未聞かつ不透明な軍拡への傾斜が、今日の中国の特徴として浮かび上がってくる。 圧倒的な権力集中に加えて、かつての常務委員(閣僚に相当)、周永康氏の取り調べに見られる粛清人事という恐怖ゆ…

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2014.02.22 (土)

「 飛行場移設反対派が勝利した名護市長選の奇妙な票の動き 」

『週刊ダイヤモンド』   2014年2月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1023 一連の地方自治体選挙から反米軍基地、反原発を旗印とする人々の凄まじい戦いぶりが見えてくる。だが彼らの戦いはほとんど表面に出てこないために、問題の深刻さにもかかわらず、一般の人々の注意を引くことは少ない。 一例が1月19日の沖縄県名護市長選挙だった。米軍が使用する普天間飛行場の名護市辺野…

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2014.02.06 (木)

「 増長する中国、いま何よりも尖閣警備の充実を 」

『週刊新潮』 2014年2月6日号 日本ルネッサンス 第593回 習近平体制の下でのこの1年、中国人民解放軍(PLA)の言動の乱暴さが目に余る。だが、国際法に反した彼らの強引な主張と行動を分析すれば、それらの無意味さも見てとれる。 まず、PLAのおどろおどろしい言動を振りかえってみよう。 中国国営新華社通信は1月26日、中国海軍南海艦隊(南シナ海を管轄)の艦艇3隻が南シナ海南端…

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2014.02.01 (土)

中国の軍事を予言してきた羅少将の不穏な発言

『週刊ダイヤモンド』   2014年2月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1020 乱暴発言で中国人の絶大な支持を受ける羅援少将が1月22日、またもや乱暴極まる発言に及んだ。「中国と日本が開戦すれば、中国のミサイルで日本は火の海になる」というのだ。 氏は現在、中国軍事科学学会の会長を務めている。高級幹部を父に持つ子弟らで構成する太子党の一員で習近平国家主席とも親しい。 …

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2013.10.03 (木)

「 集団的自衛権、この好機を逃すな 」

『週刊新潮』 2013年10月3日号 日本ルネッサンス 第576回 集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の見直し時期が、年内から年明けにと延びた。慎重論の根強い公明党に自民党が譲歩したためだが、なぜこの好機を見送ったのか。日本にとって好ましからざることだ。 公明党はさる7月の参議院選挙にあわせて集団的自衛権行使容認に「断固反対」の強い表現を用いた。 7月6日のBS朝日の番…

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2013.07.22 (月)

「 防衛白書が詳述した中国の脅威 日本はいかに防衛を強化するか 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年7月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 994 2013年版の「防衛白書」が7月9日に発表された。冒頭に小野寺五典防衛相の言葉があり、目立つ縦書きで「国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜く」と明記されている。従来の防衛白書に見られなかった表現であり、日本国政府の決意がうかがえる。 日本国民が日々感ずる国土や主権への脅威は何といっ…

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2013.03.21 (木)

「 米国は日本の自主独立を喜ぶか 」

『週刊新潮』 2013年3月21日号 日本ルネッサンス 第550回 3月10日、南シナ海で中国が「常態化した巡回航行による漁業保護」活動を開始したと、12日付の「産経新聞」が伝えた。 大型及び中型の艦船21隻、要員3,000人余を動員する大規模な監視体制を敷き、南シナ海の北部海域にある西沙諸島周辺には国家海洋局所属のヘリ搭載型監視船「海監83」(3,980トン)など3隻が、また南部海…

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