櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「もう一つの薬害エイズ感染 医療界、製薬業界と闘った母子」

医療問題」の検索結果: 19
2008.09.20 (土)

「もう一つの薬害エイズ感染 医療界、製薬業界と闘った母子」

『週刊ダイヤモンド』   2008年9月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 756 世の中に母親ほど強い存在はない。最初の取材から10年以上が過ぎた山本栄さんと語っているとそんな思いになる。67歳、身長140センチメートルの栄さんは、重い病気を抱える末っ子の義則さん(32歳)とともに、病魔だけでなく医療界や製薬業界とも闘ってきた。 義則さんは1986年、満九歳のとき、東京・築地…

→続きを読む

2008.09.04 (木)

「粗にして雑、移民国家の自民党案」

『週刊新潮』’08年9月4日号 日本ルネッサンス 第327回 少子高齢化問題の解決には「海外からの移民の受け入れ以外にない」、日本は「移民立国への転換」を果たし、「総人口の10%を移民が占める移民国家」へ変身すべきだと自民党の中川秀直元幹事長らが提言した。自民党国家戦略本部「日本型移民国家への道」プロジェクトチームの「人材開国!日本型移民政策の提言」だ。 日本が政治難民や優秀な人材を受け入れ…

→続きを読む

2008.08.07 (木)

「短期集中連載・最終回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」

『週刊新潮』’08年8月7日号 日本ルネッサンス・拡大版 第324回 【短期集中連載・最終回】「迷走の果て」に目指すべきもの メディアの大批判と国民の大反発を受ける後期高齢者医療制度を、政府は部分的修正で乗り切ろうとする。片や、民主党のみならず、政府、与党内からも同制度を廃止し、元に戻すべきだとの主張が展開されている。 一体、日本は、どのような医療・介護制度を目指すべきなのか。舛添要一厚生労働…

→続きを読む

2008.07.31 (木)

「短期集中連載・第5回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」

『週刊新潮』’08年7月31日号 日本ルネッサンス・拡大版 第323回 【短期集中連載・第5回】「高額機器」あって「高度医療」なし 「医療は文化そのもの」 こう語るのは、病床数18のいずみクリニック院長の横内正利氏である。 氏は東京大学病院第三内科勤務の後、大阪府の国立循環器病センター及び都内の浴風会病院勤務を経て、9年前に東京・羽村市のいずみクリニック院長に就任した。日々、多くの高齢者を診察…

→続きを読む

2008.07.24 (木)

「短期集中連載・第4回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」

『週刊新潮』’08年7月24日号 日本ルネッサンス・拡大版 第322回 【短期集中連載・第4回】先進国の「医療制度」を比較する 日本を含め、欧米先進国、30ヵ国で構成するOECD(経済協力開発機構)の調査によれば、2006年時点で、日本人の平均寿命は82.4歳、世界一の長寿国である。OECD調査で日本は、1984年以来20年以上、長寿世界一の座を保ってきた。 他方、日本の医療費をGDP比でみると…

→続きを読む

2008.07.17 (木)

「短期集中連載・第3回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」

『週刊新潮』’08年7月17日号 日本ルネッサンス・拡大版 第321回 【短期集中連載・第3回】老人医療費「無料化」が諸悪の根源 社会を統合し、ひとつの国としての纏りを保つ力は何なのだろうか。ほぼ世界一、格差が小さく、ほぼ全員が低い自己負担で医療を受け、ほどほどに豊かに暮らせる日本の社会は何によって担保されているのか。 かつて社会の基盤を成したのは家族の絆だった。いま、その役割を果たしているの…

→続きを読む

2008.07.10 (木)

「短期集中連載・第2回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」

『週刊新潮』’08年7月10日号 日本ルネッサンス・拡大版 第320回 【短期集中連載・第2回】検査と薬漬けで「老人医療費」12兆円 人間誰しも平等に年をとる。年齢を重ねていくにつれ、身体の不具合も生じてくる。誰でも等しく75歳になる。だからこそ、問題だらけの医療の現状を変えなければならない。後期高齢者医療制度を、現状を変えていく端緒とすることが出来るのではないか。だからこそ同制度が提起してい…

→続きを読む

2008.07.03 (木)

「短期集中連載・第1回 あえて言う“後期高齢者医療制度”は絶対に必要だ」

『週刊新潮』’08年7月3日号 日本ルネッサンス・拡大版 第319回 【短期集中連載・第1回】「終末期医療」の信じ難い光景 迷走を極める後期高齢者医療制度を巡る議論は、堕ち行く日本の品格と失われ行く日本人の誇りを象徴するかのようだ。 社会保険庁の呆れる行状、当初、道路特定財源を死守しようとした官僚と族議員の国民不在の利己主義、天下り先の組織に膨大な税を注ぎ込むさもしさ。政府は、これら統治者側の…

→続きを読む

2007.12.27 (木)

「 薬害肝炎、福田首相の愛の欠如 」

『週刊新潮』'07年12 月27日号 日本ルネッサンス 第294回  薬害C型肝炎にかかって苦しんでいる患者は圧倒的に女性たちが多い。出産時に非加熱フィブリノゲン製剤を止血剤として投与されたことが原因である。  同製剤の製造元は旧ミドリ十字、薬害エイズをひきおこした非加熱血液製剤の製造元である。薬害肝炎の被害者たちは、旧ミドリ十字を継承した三菱ウェルファーマ(現・田辺三菱製薬)と厚生労働省に全面…

→続きを読む

2007.04.26 (木)

「 完全敗訴でも開き直る文科省 」

週刊『週刊新潮』 2007年4月26日号 日本ルネッサンス 第261回 去る3月29日、東京高裁で極めて地味な、ある裁判の判決が言い渡された。判決は、被告である国(文部科学省)に40万円の支払いを命じた。上告期限の4月12日になっても、敗訴した国が上告しなかったため、判決は確定した。原告で元東大医学部輸血部長、柴田洋一氏の勝訴が確定した瞬間である。 柴田氏は03年9月に、情報公開制度…

→続きを読む

このページのトップへ