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「 米軍普天間飛行場移設問題で調整役にすぎない日本政府 いまだ見えてこない長期戦略 」

2005年10月」の検索結果: 9
2005.10.29 (土)

「 米軍普天間飛行場移設問題で調整役にすぎない日本政府 いまだ見えてこない長期戦略 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年10月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 614 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題がようやく“最終段階”に入ったと、「沖縄タイムズ」「琉球新報」が報じている。移転先は沖縄県北部の名護市であり、同市長の岸本建男氏は、普天間飛行場の移転先となる新たな基地受け入れに応ずることを公約に掲げて当選した人物だ。 さまざまなプロセスを経て、3つ…

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2005.10.27 (木)

「 首相よ、心の闘いの衣を整えよ 」

『週刊新潮』 '05年10月27日号 日本ルネッサンス 第187回 10月17日、靖国神社の秋の例大祭に小泉純一郎首相が参拝した。批判されるべき理由もない首相参拝に対し、奇妙な非難が沸き立っている。 王毅駐日中国大使は、17日は中国の有人宇宙船神舟6号が無事帰還を果たした日であるとして、同日の参拝は「中国の国民に対する重大な挑戦」で「小泉総理大臣は中日関係を損ねたという歴史的責任を負わ…

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2005.10.22 (土)

「 米軍再編構想を機に問いたい 沖縄・米軍基地問題解決に向けた日本政府の取り組み 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年10月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 613 沖縄に集中する在日米軍基地問題が日本に突きつけているのは、日本ははたして独立国か、という問いである。 沖縄に行けば、米軍が使用する普天間飛行場がどれほど民家に近接し、危険であるかが見て取れる。普天間基地の移転はもう9年も前に合意され、以来、沖縄本島北部の名護市辺野古周辺に新たな基地を…

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2005.10.20 (木)

「 『東シナ海』石油資源は『自衛隊』で守れ! 」

『週刊新潮』 '05年10月20日号 日本ルネッサンス「拡大版」 第186回 「中国が白樺(春暁)から樫(天外天)へのパイプライン建設を始めましたよ」 10月6日の取材の冒頭、直近の情報だと言って、中川昭一経済産業大臣は語った。 「ですから引き延ばし策なんですよ」 中川経産大臣の指摘しているのは、9月30日と10月1日、中国側の要請で開かれた日中外務省局長級会談のことだ。同会談で…

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2005.10.15 (土)

「 米国メディアの情報源秘匿問題で“不可解な”新展開 対岸の火事ではない報道姿勢 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年10月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 612 米国のメディアに再度不可解な展開が生じている。今回の“不可解”は9月29日、情報源の秘匿を理由に法廷侮辱罪に問われ収監されていた「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」紙のジュディス・ミラー記者が、それまで隠し続けていた情報源を明かし、釈放されたことだ。 そもそもこの事件は、保守系コラ…

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2005.10.13 (木)

「 東シナ海は妥協外交の産物だ 」

『週刊新潮』 '05年10月13日号 日本ルネッサンス 第185回 9月30日と10月1日、東シナ海の海底資源開発をめぐって日中両国外務省の局長級会談が行われ、11時間の“激論”が交わされた。 日本側は東シナ海の日中中間線をまたいで、白樺(春暁)、樫(天外天)、楠(断橋)、翌檜(あすなろ、龍井)の4ガス田を対象にした共同開発を申し入れたと、中川昭一経済産業大臣が語っている。いずれのガ…

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2005.10.08 (土)

「 小泉政権最大の弱点は“外交” 対中国外交に必要なのは国益を賭けた日米連携の強化 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年10月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 611 9月26日の小泉純一郎首相の所信表明演説はきわめて簡潔だった。あらためて郵政民営化の重要性を説く首相の言葉は、選挙戦で幾百回も繰り返したものであり、怒濤の勝利を収めた今、それは自信に溢れていた。所信表明の半分が郵政改革に費やされ、首相はその後も公務員改革で定員10%の削減を打ち出し、議…

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2005.10.06 (木)

「 日本の切り札は自由と民主主義 」

『週刊新潮』 '05年10月6日号 日本ルネッサンス 第184回 米国の外交政策に現れ始めた変化を見ると、今や国際政治の潮目が変わりつつあると思えてならない。一連の変化は、ブッシュ政権の下で米国の外交が外向きから内向きへと方向転換をする兆しではないか。 9月19日に発表された第4回6ヵ国協議の共同声明の内容のなさは、声明が、従来の米国の北朝鮮政策では考えられないほどの妥協策であるこ…

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2005.10.01 (土)

「 露呈した“ゴネ得”国際政治 協議再開までに日本は小泉北朝鮮外交の練り直しを 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年10月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 610 9月19日に発表された第4回6ヵ国協議の共同声明は、国際関係とはゴネ得関係であるという現実を示すとともに、拉致問題は日本政府が毅然として対処しなければ解決出来ないことを、いまさらながらだが、明確にした。 北朝鮮を除くすべての参加国が呆然とした、新たな軽水炉建設の要求を持ち出した北朝…

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