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「 拉致問題解決を後押しか 米国の『北朝鮮人権法』に見る日米両政府の対応の相違 」

2004年10月」の検索結果: 9
2004.10.30 (土)

「 拉致問題解決を後押しか 米国の『北朝鮮人権法』に見る日米両政府の対応の相違 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年10月30日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 565   10月18日、米国ではブッシュ大統領が署名して「北朝鮮人権法案」が成立した。米国の北朝鮮政策推進において「人権問題は主要な要素」となると明記した同法は、拉致問題の解決を目指す立場を、力強く後押しする内容だ。 北朝鮮への支援の前提条件は「拉致された日本人、韓国人に関する情報をすべて開示す…

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2004.10.28 (木)

「 中国の意図を甘く見るな 」

『週刊新潮』 2004年10月28日号 日本ルネッサンス 第138回 10月17日、フジテレビの「報道2001」に出演した中川昭一経済産業大臣が「東シナ海の日本の排他的経済水域に中国が鉱区を設定したとの情報がある」と語った。 中国海洋石油開発公社(CNOOC、シーノック)のホームページにはもう2年以上も前から中国政府が開発を認めた鉱区として二桁の数の鉱区が掲載されている。いずれも日本側が…

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2004.10.23 (土)

「 起こるべくして起こった住基ネットを悪用した“なりすまし犯罪”の巧妙さ 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年10月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 564 住民基本台帳ネットワークのように、国民全員に番号を振って、その番号で個人情報を集中管理する仕組みは、必ず悪用される。そう断言するのは、番号で管理する個人情報の悪用は海外で掃いて捨てるほどの実例があるからだ。その一つが、なりすまし犯罪である。 他人になりすまして悪事を働く犯罪は、米国では年…

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2004.10.21 (木)

「 エイズ裁判に患者の声、響く 」

『週刊新潮』 2004年10月21日号 日本ルネッサンス 第137回 去る10月5日、薬害エイズ厚生省ルートの控訴審が東京高裁で開かれ、最終弁論が行われた。 この裁判で元厚生省生物製剤課長の松村明仁氏は2人の患者の死について刑事責任を問われている。地裁では、氏は第一の被害患者については無罪、第二の患者については有罪とされた。第一の患者はその死を巡って安部英元帝京大学副学長が刑事責任を追及…

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2004.10.16 (土)

「 経済性どころか“割高”が証明された核燃料再処理問題 運転開始に明確な赤信号 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年10月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 563   原子力政策の見直しを進めている原子力委員会の小委員会は、10月4日、原子力発電所の使用済み核燃料について、すべて再処理する場合のコストは、そのまま地中に埋める場合に較べて1.8倍になるという試算を発表した。 国が公式に両方式のコストを計算し、比較したのは初めてで、この結果は原子力開発…

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2004.10.14 (木)

「 拉致で正統派排除の動き 」

『週刊新潮』 2004年10月14日号 日本ルネッサンス 第136回 10月4日、警察庁で全国拉致容疑事案捜査担当課長会議が開かれた。警察庁が全国の公安課長と庁内の警備、鑑識、外事などの各課長を集めて、拉致問題に特化して行ったはじめての会議である。これまで、拉致問題の調査のために、警察がどのような捜査や調査を行ってきたかは必ずしも明らかではない。捜査や調査には秘密がつきまとい、公開出来ない…

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2004.10.09 (土)

「 政府の基本方針に大きな矛盾 郵政改革をスローガンだけの民営化に終わらせるな 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年10月9日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 562   小泉政権の改造内閣は、郵政改革を旗印に掲げた内閣だといわれている。自民党幹事長に大抜てきされた武部勤(つとむ)氏をはじめ、党三役も閣僚も、民営化には賛成だと一応は言う。だが、大事なことは、どんな民営化なのかである。道路関係四公団改革のように、スローガンだけの民営化に終わってはならないのだ…

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2004.10.07 (木)

「 バス釣りが招く生態系の危機 」

『週刊新潮』 2004年10月7日号 日本ルネッサンス 第135回 去る9月25日、池袋の立教大学キャンパスで「岐路に立つブラックバス問題」というシンポジウムが開かれた。会場の7102階段教室は参加者でほぼ埋まり、約4時間の報告と質疑応答には熱がこもっていた。 シンポジウムでは全国の都道府県に広がってしまった北米産の外来肉食魚、ブラックバスが文字どおり、日本の生態系を崩壊…

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2004.10.02 (土)

「 世界で最も親日的な国・台湾で垣間見た日本企業代表の国益を損ねかねない振る舞い 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年10月2日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 561   世界のどこにも、台湾ほど親愛の情で日本人を迎えてくれる国はおそらくないだろう。日本をよく知る人びとが健在で、現代の日本と日本人を、日本の歴史とともに受け入れ、日本の台湾への貢献を、日本人自身よりも高く評価する。 代表格は李登輝前総統である。李前総統は、自著『武士道解題』(小学館)で、武…

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