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「 道路民営化意見書と異なる猪瀬案 」

2003年12月」の検索結果: 6
2003.12.18 (木)

「 道路民営化意見書と異なる猪瀬案 」

『週刊新潮』 2003年12月25日号 日本ルネッサンス 第98回 道路公団改革の山場である。昨年12月に民営化推進委員会が出した意見書は、保有・債務返済機構(機構)が道路関連4公団の資産と債務を持ち借金の返済にあたる一方で、新会社は道路をリースして運営する上下分離にすると同時に、10年を目処に新会社が高速道路などを買い取り、機構は解散して上下一体となると定めた。だが、この会社の形について、意…

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2003.12.15 (月)

「 もはや“特措法”枠内での自衛隊派遣にはムリがある 憲法解釈変更の機会とせよ 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年12月20日号 新世紀の風をおこすオピニオン縦横無尽 523号 世論調査によっては、7~8割の人びとが反対を表明するなかで、小泉純一郎首相はイラクへの自衛隊派遣を決定した。日本の国益を考えれば、基本的に正しい決断だと考える。 首相は日米同盟と国際協調体制の重要さを強調したが、大前提として、イラクの一般国民の安寧と自由が守られ、その意思が尊重される体制を築き上げ…

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2003.12.11 (木)

「 猪瀬氏と道路族議員の共通点 」

『週刊新潮』 2003年12月18日号 日本ルネッサンス 第97回 先に国土交通省が提示した道路関係4公団の民営化法案とその後の議論を吟味すると、“改革の旗手”猪瀬直樹氏と、道路族議員らの主張が本質においてほぼ同じであるという驚きの構図が見えてくる。 道路改革のために「僕は民間人としてやれることはやった」(『道路の権力』終章)と書き、自らも改革推進者としての立場を強調してきた猪瀬氏の主張が、…

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2003.12.08 (月)

「 明らかに国交省案に傾く道路関係四公団の民営化案 小泉改革最大の試金石に 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年12月13日号 新世紀の風をおこすオピニオン縦横無尽 522号 去る12月2日、道路関係四公団民営化推進委員会の田中一昭委員長代理と川本裕子、松田昌士の両委員が、辞任も考慮中であることを明らかにした。 小泉純一郎首相が国民の支持を受けてきた最大の要素は、「自民党をぶっ壊す」と言ったほどに、この国の悪しき制度を変えてくれるという期待からだ。その小泉構造改革の柱が…

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2003.12.04 (木)

「 国交省案で『民営化の危機』 近藤新総裁の『早過ぎる変節 」

『週刊新潮』 2003年12月11日号 日本ルネッサンス 第96回 改革路線の堅持を約した第二次小泉内閣。首相は「改革への決意は揺るがない」と強調するが、目玉の道路公団民営化論議も一向に進展がない。民営化推進委員会の意見書はこの1年間棚上げされ、その一方で、このほど国交省は建設推進の独自案を提出。追い討ちをかけるように近藤剛公団新総裁の発言も後退した。改革の原点を忘れた議論に、ジャーナリスト・…

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2003.12.01 (月)

「 かつての数学先進国はどこへ 子どもの脳が退屈するゆとり教育の歴史と惨状 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年12月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 521号 東京大学の苅谷剛彦教授が行なった調査結果に、ゆとり教育にもかかわらず、学校の授業についていけない子どもたちが増えていることを示すものがある。 ゆとり教育は1977年の「ゆとりの時間」に始まり、四半世紀余のあいだに強化されてきた。同教育で教科内容が削られ続けたのは周知だが、その削り方は意外に知られて…

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