「 おおむね好意的だった戦後70年談話 今、見詰め直すべき先人たちの物語 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年8月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1097 安倍晋三首相の戦後70年の談話は関係諸国も含めて、大方の国々に歓迎された。国内では「朝日新聞」社説が批判したが、世論はおおむね好意的だった。 ソ連の対日参戦という、日本が侵略された歴史にほとんど触れなかった点を除けば、談話は極めてバランスが取れており、私は高く評価する。日本の戦争を日本だ…
「 私はこう読んだ終戦70年「安倍談話」 」
『週刊新潮』 2015年8月27日号 日本ルネッサンス 第668回 8月14日に発表された戦後70年談話には、安倍晋三首相の真髄が表わされていた。 談話発表まで、日本の多くのメディアが報じたのは「植民地支配」「侵略」「お詫び」「反省」の4語をキーワードとし、これらが談話に盛り込まれるか否かという浅い議論だった。中韓両国も注文をつけ続けた。静かに歴史を振りかえり、未来に想いを致すこ…
「 大東亜戦争の本質を見れば分かる「侵略」の一語でくくる危うさ 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年8月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1096 ポツダム宣言受諾から70年、さまざまな歴史論争が展開されている。本誌発売時点では安倍晋三首相の70年談話も発表されているだろう。談話に「侵略」の2文字を入れるべきだという要求もある。それには断固、反対だという声は、私も含めて、強い。 そこで大東亜戦争の本質を考えてみよう。同戦争は大別し…
「 戦後70年、中国の大戦略に備えよ 」
『週刊新潮』 2015年8月13・20日合併号 日本ルネッサンス 第667回 中国研究を専門とするペンシルバニア大学教授のアーサー・ウォルドロン氏は、いま日本人は13世紀の元寇以来、最も深刻な危機に直面していると警告する。蒙古と高麗軍が壱岐・対馬を占領した当時、日本人は危機を実感した。だがいま、中国が日本を遠くから包囲し、包囲網をじわじわと狭めていることに多くの日本人が気づいていないという…
「 来日の台湾・李登輝元総統を厚遇 日本の国益に合致する人権・人道外交 」
『週刊ダイヤモンド』 2015年8月8・15日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1095 7月22日に台湾の李登輝元総統にお会いした。お訪ねすると扉のところで迎え、手を取って室内に導いて下さった。92歳になられたが、声も力強く、主張は極めて明快だった。 李総統は同日午後、永田町の衆議院第1議員会館で約300人の国会議員を前に1時間、講演した。総統退任後、今回が7度目の…













